練馬区の象徴は三宝寺池であろう。三宝とは仏、法、僧の事である。仏とは仏陀のことであり、法とは、塵を払う、垢を取り除くの二つを実践し悟りを得ること。僧とは、お坊さん。
三宝寺池の源泉を遮断するように外環道が設置され、垢が付き三宝は消え失せた。二番目に綺麗だった井の頭池の水を取り除いて清掃して入れ替え三宝が宿るよう準備をしている。三宝寺から安養寺、道場寺から月窓寺、氷川神社から武蔵野八幡宮・井の頭弁財天へとご苦労があったと推測する。三番めに綺麗だった富士見池。今三宝はここに潜んでいるのだろうか?
外環道路を中止にするため、自動車運転免許の更新をやめ身を切る。三宝よ戻ってこい。犠牲になった三郷の風景を思い出す。まだ割り切れない。
白山神社の欅を見に行ったら、十一ヶ寺が現れた。名の如く十一の寺が集まっている。ありがたく手を合わせると南無阿弥陀仏と心が躍ってくる。幸せだ。駅のそばに豊島園もある。