じじい、無駄な抵抗はよせ!

無駄な抵抗はよせ! 
だが、一度きりの人生じゃ
映画のタイトルに触発されて、じじいの抵抗はいかに??

大したことではない

2020-01-08 11:34:36 | 今日のコトバ
比べる

モノにはそのモノに対しての程度というものがある。
低い高い、旨いまずい、厚い薄い、熱い冷たい、暖かい涼しい
などなど。

世の中の全てのモノはこのレベル比較で評価される。
そして、時には、軸となる基準が低い場合などは、普段は良く
ないと思っている事でも、けっこう大丈夫だったりするものな
のだ。熱い場所からもどった部屋が常温であっても涼しいと感
じたりその反対は暖かい感じられるものなのだ。
要するに、程度の問題なのだ。

年末に高級ワインと廉価ワインの比較で、その人のセレブ度を
試すような番組があった。一般人には縁のないような超高級ワ
インさえも、舌でききわけるのは容易ではないようだ。
金持ちや有名人がその差を見分けられないと、「ああ、この人
も私と同じね」と安心させる番組なのだ。
人(日本人)は、普通であることを望む理由かららしい。
あの人と同じくらいで良かった、平均で良かったなどなど。

一機80億円もするプライペートジェットで逃げた有名人をこ
の国の人は騒ぎ過ぎではないだろうか。法を無視して金の力に
任せて多数の人間を動かしてこの国を抜け出した。ただそれだ
けの事だ。そして、何と格好の悪いハナシではないか!楽器の
箱に隠れて何が「スパイ映画のようだ・・・」などと。
世界に冠たる大企業を成功に導いた英雄であるなら、堂々と司
法と対決して自分の正当性を示すべきではなかったのだろうか。
要するに本当の英雄でもセレブでも無く、成り上がり者を自分
で証明した訳だ。この人は自分さえ良ければいいと思うつまら
ない人間だったのだ。

世の中には知らないことが多い。そして、そういう世界を知ら
ぬままに一生を終えることの何と多いことか。特別機、VIP
ルームなど一生お目にかかれない場所には違いはないが、エコ
ノミーでトルコへ行くことに何の不足も感じない。機内食を平
らげ、サービスの缶ビールを2本を飲んでウトウトする間にイ
スタンブールに着いてしまう。私はそれでいい。

この国を抜け出して、高級なワインを飲んで一安心している様
子が報じられているが、どんなに金をかけてもワイン一杯は一
杯だ。得られる満足度はレベルが違う凡人の基準では「これは
少し旨い」程度の違いにしか映らない。別に凄いことだとも思
わない。

腹がへっている状態では、冷めた飯に冷えた味噌汁をかけて喰
っても本当に旨いと思うのだが。

今夜、逃亡先からを何か言うようだが、聞く耳はもたない。


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