拉麺歴史発掘館

淺草・來々軒の本当の姿、各地ご当地ラーメン誕生の別解釈等、あまり今まで触れられなかっらラーメンの歴史を発掘しています。

ノスタルジックラーメンⅣ 東京都市町村・横浜市内・千葉 1975(昭和49)年以前創業店

2022年10月18日 | ラーメン
ノスタルジックラーメンⅣ 
東京都市町村・横浜(一部千葉) 老舗ラーメン1975年以前創業

2017.12初稿UP。その時点での現存店。2019年12月加筆・修正。
2020年1月大幅加筆・修正。以後、随時修正中です。
2020年10月、千葉県内店を調査開始、随時掲載中。
※=管理人実食済、リンク先はラーメンデータベース
店舗名後ろの★印=辨麺(汁あり)提供店。
「辨麺」についてはコチラをご覧ください。
※店舗創業年は、末尾記載の書籍・雑誌等から情報を得、店舗公式サイトやWEBマガジン等インターネットでの情報等で裏付けなどをして記載したものです。間違いがある場合もありますので、情報等を最下段コメントにてお寄せいただければ幸いです。


1868 明治元 田中家 京成中山(法華経寺参道) *ラーメンの提供開始時期は相当後からと思われる。


(明治元年創業 法華経寺参道にある田中家)



1912 大正元 ※福来軒 立川 
*創業時は立川駅北口。ラーメンの提供は少し後。

1916 大正5  ※のんきや 奥多摩


1924 大正13 ※萬来軒 府中

1927 大正2 四つ角飯店 立川 *一旦閉店後、2014年に再開。

1930 昭和5ごろ ※手打ちラーメン三玉家 青梅
1933 昭和9  ※ホープ軒本舗 吉祥寺

1946 昭和21 ※たちばな家 檜原村
1950 昭和25 偕楽 青梅 
1954 昭和29 珍々亭 武蔵境

1959 昭和34 ※初富士 西八王子
1960 昭和35 スンガリー飯店 東府中
1963 昭和38 萬栄軒 西東京市東伏見(西武柳沢)

1965 昭和40 大勝軒 喜多見 喜多見(狛江市)
        安楽 三鷹
                        丸信中華そば 国立市富士見台(南武線谷保駅)
1968 昭和43 杏苑 三鷹1971 昭和46 宝華らぁめん 立川南
横浜市内(中華街は別掲)
1908 明治41  ※華香亭本店★ 山手
1910 明治43  ※旭酒楼  石川町
1910 明治43  ※旭 石川町*旭酒楼四代目のラーメン専門店

(横浜・石川町 旭酒楼
1915 大正4  ※玉泉亭本店★  伊勢佐木町
1916 大正5  ※奇珍楼★ 山手

1927 昭和2 太田樓 蒔田
1932 昭和7 ※三渓楼★ 山手
1939 昭和14 ※酔来軒 阪東橋

(阪東橋・酔来軒の葱叉焼麺

1939 昭和14 ※中華八景堂 金沢八景

1945 昭和20 中国料理 美珍  白楽
1945 昭和20ごろ 中華料理 平安  蒔田
1947 昭和22    ※清華ラーメン 上大岡
1949 昭和24 ※萬里本店 野毛
1949 昭和24 ※中華でぶそば 大船


1951 昭和26 ※レストランすいれん 日ノ出町 
*2017年に管理人が出向いた際にはラーメン類の提供は終えて洋食のみであった。2019年9月発行の「ぴあ 絶品 横浜の町中華」(ぴあmook)では生碼麺を提供している、とある。
1954 昭和29 ※中華料理うらふね 阪東橋(市大センター病院前)
1954 昭和29 おがさや 菊名
1954 昭和29 ※しなのそば仙之助 横浜駅西口地下街 
*八仙閣(杏仁坊)の創業年で、二代目が現店舗を復活させている。

1958 昭和33 ※紅花 関内

(関内・紅花の生馬麺

1959 昭和34 ※第一亭 野毛
1961 昭和36    ※コトブキ亭★  伊勢佐木町
1961 昭和36ごろ ※生香園 本館 馬車道
1963 昭和38  ※三幸苑  桜木町
1964 昭和39 大連 戸部 *創業地は五反田。2015年に戸部で再開。
1964 昭和39より数年前 ※鴻 横浜・石川町
*前身の真金町「鴻楽」の開店時期)

1965 昭和40 明華 菊名
1967 昭和42 ※南京亭 東神奈川(所在地は西神奈川)

(横浜 東神奈川・南京亭の生馬麺

1967 昭和42 ※佐野金総本店 上大岡
1968 昭和43 ※中華料理 萬福★  日ノ出町
1968 昭和43 皆楽亭 西横浜
1968 昭和43 小麦のかおり永福拉麺 六ッ川(弘明寺)
1967 昭和44より以前  ※中華料理 一番本店   阪東橋
1971 昭和46 ※龍味(りゅうまい) 横浜駅西口地下街
1973 昭和48 ※翠園(みどりえん) 関内 
*1975年創業(「ぴあ ぜっぴん横浜の町中華」)との記載もある。

(関内・翠園のねぎそば

1973 昭和48 グリル来来(らいらい) 鶴見市場
1974 昭和48 ※吉村家 横浜駅(創業は新杉田)
1974 昭和48 ※太源 関内・伊勢佐木町
1974 昭和49  ※マリモラーメン  横浜駅西口

1975 昭和50 鳳華飯店笹下本店  笹下(港南中央)
1975 昭和50ごろ ※鶴廣  横浜・鶴屋町



横浜中華街
1884 明治17    ※聘珍樓横浜本店    
※聘珍楼横浜本店は2022年5月15日、「移転のため」クローズ。その後、同年6月2日に運営企業の破産が公表された。賃料等が負担となっておりコロナ禍以前より移転を模索していたが、コロナにより大規模宴会の中止などで店舗運営が困難となった。負債総額は約3億円。移転して再開するかは不明である。本店とは切り離されている別の運営企業が日比谷・吉祥寺・大阪・小倉で営業している。


1892 明治25 ※萬珍樓本店  

?  明治期  ※中華菜館 同發 本館 *公式サイトなどには『焼き物・乾物の店として明治に創業』とあるが、中華店としては「戦後」の記載もある。
 
1923 大正12 金陵(酒家) 
1926 大正15 ※一楽 
1926 大正15 ※翠香園 
1926 大正15 ※福養軒 
大正時代    萬来亭 (市場通り南端)

1932 昭和7   ※安記 
1936 昭和11 ※海員閣 (南京路)
1939 昭和14 華正楼 

1945 昭和20  ※清風楼
1945 昭和20 徳記(開廷廟通り脇)*創業時は製麺所。  
1947 昭和22 大珍楼 
1952 昭和27 横浜大飯店 
1954 昭和29 ※廣新樓(上海路)

1955 昭和30 ※状元樓 本店

1956 昭和31 海南飯店
1958 昭和33 蓬莱閣 (一説に1959年創業)
1959 昭和34 重慶飯店 
1961 昭和36 廣東飯店 

1969 昭和44 ※保昌 
1969 昭和44 ※長崎屋 
1969 昭和44 慶華飯店(広東路)

(横浜中華街・聘珍樓


創業年調査中

・中華料理 大吉亭 伊勢佐木長者町
・※元祖十八番 阪東橋



参考書籍等:発行順、★=単行本 ☆=MOOK本、雑誌 
★「トーキョーノスタルジックラーメン」山路力哉・幹書房(2008年6月刊)
★「日本ラーメン秘史」大崎裕史・日本経済出版社(2011年10月刊)
★「町中華とはなんだ 昭和の味を食べに行こう」町中華探検隊・立東舎(2016年8月刊)
☆「町の中華」BRUTUS833号・マガジンハウス(2016年10月刊)
★「東京ノスタルジック町中華」タツミMOOK・辰巳出版(2016年11月刊)
☆「みんなの町中華」散歩の達人 2018年1月号・交通新聞社(2017年12月刊)
☆「絶品!町中華 首都圏版」ぴあMOOK・ぴあ株式会社(2018年12月刊)
☆「定食マニア」散歩の達人 2019年2月号(2019年1月刊)
★「町中華探検隊がゆく!」町中華探検隊・交通新聞社(2019年2月刊)
☆「塩・醤油 しみるラーメン」おとなの週末2019年2月号・講談社ビーシー(2019年2月刊)
☆「昭和の東京を歩く」散歩の達人 2019年7月号(2019年6月刊)
☆「絶品!横浜の町中華」ぴあMOOK・ぴあ株式会社(2019年9月刊)
☆「荻窪・西荻窪」散歩の達人 2019年11月号(2019年10月刊)