ユニバーサルフロンティア理論は世界を救う

GUTこと大統一理論を上回る現代最高の物理理論を公開したいと思う!こう、ご期待・・。

ゲーデルの全業績は水泡に帰すべきものだ!

2007年03月09日 | Weblog
 命題Gが「Gは証明できない」だとすると命題¬Gは「Gは証明できる」となります。そこから「Gが証明できたとすれば¬Gも証明できる」というパラドクスが生じるので「数学ではGも¬Gも証明できない」という『決定不能命題』だということになります。そのような命題の中には数学の無矛盾性に関するものが含まれていて「数学は無矛盾である限りは己の無矛盾性を自ら証明することができない」という有名な【数学の不完全性に関する第二定理】をものすることになるのです。

しかし、ゲーデル命題ってのは、かの『嘘つきパラドクス』に似過ぎてやいませんか?

 命題「私は嘘つきだ」は「私が正直だとしたら私は嘘つきで私が嘘つきだとしたら私は正直だ」という意味で矛盾の塊(かたまり)として論理学から排除されます・・、って、ゆーか、私としたら偽命題「この文章は間違いです」と同義なのでただひとこと「F」と同義だと判定したいです。比べるとゲーデル命題は、嘘つきだとか間違いだとかいった断罪のような表現をやや和らげた「証明できない」という性質を論じているのですが、どーやらいつでも循環する灰色命題のようなのです。嘘つきパラドクスが黒だとしたらゲーデル命題は灰色だということです。

で、Gに(数学の無矛盾性)を代入したらどうなりますかね?

 Gすなわち(数学の無矛盾性):「数学の無矛盾性は証明できない」
 ¬Gすなわち(数学の矛盾性):「数学の無矛盾性は証明できる」

れれれ、の、れ、これって素直に読むだけで、

「数学は無矛盾であれば無矛盾性を証明できない」
「数学は矛盾しておれば無矛盾性を証明できる」

ってゆー、二つの命題に化けてしまうのではないですか?

 この考察で困ったことは、この種の結論がゲーデルの仕組んだ罠(わな)のような“嘘つきパラドクスをもじった灰色命題”の仕組み方そのものから出ているナンセンスであるに他ならない、という壊滅的事態を招くことなんです。もっとも、かのゲーデルによって人騒がせな“数学の危機”が引き起こされたワケなので、ゲーデル命題がナンセンスでありさえすれば数学は万々歳だということだといえなくもアリマセン。だとしたらゲーデルが個人的に悪かったことになります・・。だってカリー命題のようにGに何を入れたって同じように灰色に導かれますからね。証明可能性を厳格に論じたいならば少なくとも矛盾めいて仕組むのでじゃなくて「G:Gは証明できる」で行くべきでしょう?

似たような体系は命題「私:私は自分じゃない」からも得ることができます。

 この場合にでも命題「私:私は自分だ」から始めるべきだと思いましたよ・・、ただし、日本のように非人称である“自分”を一人称にだけ使うという言葉の魔術によって世界戦争を起こしてきた国にあっては、そのように仕組んだら「私も貴方も自分じゃない」になるので戦争を防ぐには良い方法かもしれないですよね、ははは!

 




 


コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« フェルミオンはジャイロボー... | トップ | 述語命題は術語の定義に使え! »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いずれにせよ儚(はかな)い夢だ・・ (buturikyouiku)
2007-03-01 16:39:38
ま、実際には1+1=2を“ゲーデル命題風”に仕立てたとしたって、それは表記できた一瞬間のことであって、すぐに反証されて“証明可能命題”の仲間入りするんだったっけな・・。どこまでいってもゲーデル命題性が否定されない性質の一つが「数学の無矛盾性」だというわけだ。逆から考えたらむしろあっけなく理解にいたる・・、そして、確かに、水泡の如きものだ。儚く消えてしまってとり立てて美しくも無い!
返信する
ゲーデル命題を正しい文章に読む方法 (buturikyouiku)
2007-03-02 10:11:37
ゲーデル命題「G:Gは証明できない」に対して¬Gを「Gじゃない:Gは証明できる」に読み替えるんです。そうすれば“体系内では証明できないのがG”であって“証明できるようなものGじゃない”のですから完全に正当な正しい文章に読むことができましたよ!
返信する
本当の夢は完全数学体系とその証明です・・ (buturikyouiku)
2007-03-02 16:50:31
ゲーデルの論理は「自然数は無矛盾なのかどうか?」というところから出ているので、その結果が「自然数論の体系で表現されて証明できない命題」の存在によって覆るようでは本筋じゃない・・、そんなこと元より当たり前なんであって、それじゃ、数体を複素数にまで拡張すればフェルマー定理まで解けたように、完全な数学の建設と証明こそが急務であり夢でもある!

とにかく、ゲーデルなんて・・・・・・。
返信する
数学の第一原理は矛盾である! (buturikyouiku)
2007-03-09 08:24:50
ここには書ききれないから、ぜひ、ヤフー掲示板数学カテ「数学は全命題が矛盾なのではないのか?」を参照してください!
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事