私としてもユニバーサルフロンティア理論の初期型は間違っていたという軽い後悔の念がございまして、そのまま2004年アトムの誕生日に向けて制作していたものを、なんというか発想としては改良できぬままに文科省に送ってしまいました・・。
何年か後で「あれは不本意な内容を多く含んでいたし研究が進んだから書き直します」と宣言したのはむしろ良かったことだったのかとも思いますが、そのルーツとして当時の理化学辞典にはスピン3/2のはずのΩ粒子などをスピン1/2と誤記してあったのを鵜呑みにしたというか、むしろ「へ?スピンが訂正になったのか」と思って合わせた理論づくりをしていたという事を思い出しまして、多少の恨み言を並べたいような気もいたします。そんなことよりも「スピン3/2のハドロンを可能にする模型に変更する」「その際にR→G→Bの色変換が韓=南部模型によって可能である事を確かめる」「その為に必要な理論があるならばつくる」ということの方が肝心であるということを再認識しておる次第です。
ハドロン内で同種のクォークのスピンは揃っているというのは何でもあり得るという日本的な、あるいは工業的な発想からはなかなか得られないものでございまして、むしろ強制的なしばりに近いような制限制約を積み重ねていくうえで納得できることですよw)
結論だけを端的に言えば「荷電状況の変化だけから言えば二色しか存在しない場合と同じでSU(3)は不可能だが、π中間子などが三重項で対処するために全体として可能に変わる」ということだ!
すると、聞いて驚けよ、この理論的な事実こそがゲルマンの発見した近似的だと後で見解を修正させられた『クォークフレーバーによるSU(3)理論』の後押しとなっているのではなかったか・・。
いや、まだ笑うか、そうじゃないぞ、私が本気で思っているのは「だからこそ陽子や中性子だけの世界にsクォークが関与体として入ってくる」という驚くべき真実だぞ、なにしろこれは【小林=益川模型】の持つ理念が始めて他から与えられた基礎的な支えになるんだからな。つまり、こういうことだ、いいか「韓=南部模型があるからこそ強い相互作用のSU(3)とゲルマン八道説で成立させているSU(3)とが必然の強い糸で結ばれる」ということなんだぞ。どちらも場の対称性の破れに起因する近似的な対称性であり、そこで必要な概念がなんと私が母校・茨木高等学校において講義中に発見した『相互作用による対称性の破れ』なんだからな。
こいつは春から縁起がイイかもワカランなあ~w)
スピン問題は後で詳しく書きますけど、ごく普通の感覚と通常論理だけだと「小林=益川模型と韓=南部模型の両立はムツカシイ」と感じるはずなんです。その小林=益川模型が、あれだけ行列の中の定数やら何やらの完成度を高めてしまうと、どーしても韓=南部模型は成立しないのが当たり前のように考えてしまう、確かにそうでしたよね。だからこそ私は初期に近い頃から「大・小林=益川行列を造る必要がある」とか「dsbフレーバーの混合こそを韓=南部模型から説明してゆかねばならぬ」とか言い続けましたけど、もちろん私としたら順序として「そんなことは後回しだ」ということにしておきたいわけです。
Λ粒子と中性Σ粒子の関係から「ハドロン内における同種クォーク対のスピンは揃っている」という定理が得られます・・。
両者ともクォーク組成は(uds)なんですけど、スピン特性を点検してみると 1)udクォークのスピンが同じ向き 2)udクォークのスピンは逆向き の二通りが考えられるので、それこそがΛ粒子とΣ⁰(Σ粒子は三重項である)の違いだと仮定することはかなり妥当な判断だということになります。そして、アイソスピン対である両者に関わる性質は、そっくりそのままuクォークもしくはdクォークの同種クォーク対に受け継がれますから、説1)が成り立つ方は必然的に三重項すなわち中性Σ粒子にならざるを得ません。分かりますか、なぜならば(uus)(dds)がそのまま可能だからというのではなく、同種クォークのスピンが揃わない場合もあるとしたら、どの場合でもあり得るのでΛ粒子とΣ粒子とはどちらも三重項にならざるを得ないからです。
もちろん情報がこれだけでは「それらの相違はスピンによるのではない」という論理的可能性は否定できません、南部はそう言ったのではなかったでしょうか、しかしそれは熱力学第二法則に反する主張をしたようなものですw)
そこでパウリの禁制律よろしく「むしろ同種クォークのスピンが揃うことが禁則だ」としますとΩ粒子などのような同種の3クォークのスピンは1/2だということになりまして実験と反してしまいます。一応のところ今さら実験値が間違いだったから正すというような(かつてのW粒子スピンのような)茶番劇が有り得ないと高をくくっておけば、そりゃ迷わずに「同種クォークスピンが揃わない場合もあればΩ粒子などは二種類が存在しなくてはおかしい」ということで話を打ち切ってしまってかまいませんよね。
そて、ここから韓=南部模型が成立するものかとばかりに高をくくっておられる向きも大変に多いのではないかと疑っております・・。
韓=南部模型によると荷電情況だけからではR状態とG状態とは区別を付けられませんので、ここまで来て初めてパウリの禁制律の制約を直接に受けることになって不成立という印象を与えてしまいます。しかし事は量子物理学ですから、量子論を上手く適用すれば本質的にSU(2)である組み合わせだけから不完全なSU(3)にまで導くことができ、さらに(先に述べましたように)「第三のフレーバーとしてのsクォークの存在証明」「弱い相互作用の出どころらしき物事」が出ます。後者の理由は「見かけ上はudクォークだけの世界である中でストレンジネスは必ず関与している」ことになるのですからね。まったく今日という日は、こんなことを発見できたすぐそこで公表できたという意味で、まったく良き日だとしか言いようがございません!
さて、名が年来の読者諸賢はかなり以前の当ブログ記事を思い出されるかもワカリマセンね、この問題の答え合わせは次回ということにしておきましょう、チャオw)
何年か後で「あれは不本意な内容を多く含んでいたし研究が進んだから書き直します」と宣言したのはむしろ良かったことだったのかとも思いますが、そのルーツとして当時の理化学辞典にはスピン3/2のはずのΩ粒子などをスピン1/2と誤記してあったのを鵜呑みにしたというか、むしろ「へ?スピンが訂正になったのか」と思って合わせた理論づくりをしていたという事を思い出しまして、多少の恨み言を並べたいような気もいたします。そんなことよりも「スピン3/2のハドロンを可能にする模型に変更する」「その際にR→G→Bの色変換が韓=南部模型によって可能である事を確かめる」「その為に必要な理論があるならばつくる」ということの方が肝心であるということを再認識しておる次第です。
ハドロン内で同種のクォークのスピンは揃っているというのは何でもあり得るという日本的な、あるいは工業的な発想からはなかなか得られないものでございまして、むしろ強制的なしばりに近いような制限制約を積み重ねていくうえで納得できることですよw)
結論だけを端的に言えば「荷電状況の変化だけから言えば二色しか存在しない場合と同じでSU(3)は不可能だが、π中間子などが三重項で対処するために全体として可能に変わる」ということだ!
すると、聞いて驚けよ、この理論的な事実こそがゲルマンの発見した近似的だと後で見解を修正させられた『クォークフレーバーによるSU(3)理論』の後押しとなっているのではなかったか・・。
いや、まだ笑うか、そうじゃないぞ、私が本気で思っているのは「だからこそ陽子や中性子だけの世界にsクォークが関与体として入ってくる」という驚くべき真実だぞ、なにしろこれは【小林=益川模型】の持つ理念が始めて他から与えられた基礎的な支えになるんだからな。つまり、こういうことだ、いいか「韓=南部模型があるからこそ強い相互作用のSU(3)とゲルマン八道説で成立させているSU(3)とが必然の強い糸で結ばれる」ということなんだぞ。どちらも場の対称性の破れに起因する近似的な対称性であり、そこで必要な概念がなんと私が母校・茨木高等学校において講義中に発見した『相互作用による対称性の破れ』なんだからな。
こいつは春から縁起がイイかもワカランなあ~w)
スピン問題は後で詳しく書きますけど、ごく普通の感覚と通常論理だけだと「小林=益川模型と韓=南部模型の両立はムツカシイ」と感じるはずなんです。その小林=益川模型が、あれだけ行列の中の定数やら何やらの完成度を高めてしまうと、どーしても韓=南部模型は成立しないのが当たり前のように考えてしまう、確かにそうでしたよね。だからこそ私は初期に近い頃から「大・小林=益川行列を造る必要がある」とか「dsbフレーバーの混合こそを韓=南部模型から説明してゆかねばならぬ」とか言い続けましたけど、もちろん私としたら順序として「そんなことは後回しだ」ということにしておきたいわけです。
Λ粒子と中性Σ粒子の関係から「ハドロン内における同種クォーク対のスピンは揃っている」という定理が得られます・・。
両者ともクォーク組成は(uds)なんですけど、スピン特性を点検してみると 1)udクォークのスピンが同じ向き 2)udクォークのスピンは逆向き の二通りが考えられるので、それこそがΛ粒子とΣ⁰(Σ粒子は三重項である)の違いだと仮定することはかなり妥当な判断だということになります。そして、アイソスピン対である両者に関わる性質は、そっくりそのままuクォークもしくはdクォークの同種クォーク対に受け継がれますから、説1)が成り立つ方は必然的に三重項すなわち中性Σ粒子にならざるを得ません。分かりますか、なぜならば(uus)(dds)がそのまま可能だからというのではなく、同種クォークのスピンが揃わない場合もあるとしたら、どの場合でもあり得るのでΛ粒子とΣ粒子とはどちらも三重項にならざるを得ないからです。
もちろん情報がこれだけでは「それらの相違はスピンによるのではない」という論理的可能性は否定できません、南部はそう言ったのではなかったでしょうか、しかしそれは熱力学第二法則に反する主張をしたようなものですw)
そこでパウリの禁制律よろしく「むしろ同種クォークのスピンが揃うことが禁則だ」としますとΩ粒子などのような同種の3クォークのスピンは1/2だということになりまして実験と反してしまいます。一応のところ今さら実験値が間違いだったから正すというような(かつてのW粒子スピンのような)茶番劇が有り得ないと高をくくっておけば、そりゃ迷わずに「同種クォークスピンが揃わない場合もあればΩ粒子などは二種類が存在しなくてはおかしい」ということで話を打ち切ってしまってかまいませんよね。
そて、ここから韓=南部模型が成立するものかとばかりに高をくくっておられる向きも大変に多いのではないかと疑っております・・。
韓=南部模型によると荷電情況だけからではR状態とG状態とは区別を付けられませんので、ここまで来て初めてパウリの禁制律の制約を直接に受けることになって不成立という印象を与えてしまいます。しかし事は量子物理学ですから、量子論を上手く適用すれば本質的にSU(2)である組み合わせだけから不完全なSU(3)にまで導くことができ、さらに(先に述べましたように)「第三のフレーバーとしてのsクォークの存在証明」「弱い相互作用の出どころらしき物事」が出ます。後者の理由は「見かけ上はudクォークだけの世界である中でストレンジネスは必ず関与している」ことになるのですからね。まったく今日という日は、こんなことを発見できたすぐそこで公表できたという意味で、まったく良き日だとしか言いようがございません!
さて、名が年来の読者諸賢はかなり以前の当ブログ記事を思い出されるかもワカリマセンね、この問題の答え合わせは次回ということにしておきましょう、チャオw)