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反応と反応との間には素粒子は実在していない?

2006年10月23日 | Weblog
「観測と観測との間には素粒子は実在していない」とボーアは主張しました!

 量子力学が完全な学問足りえるのかどうか、という議題でアインシュタインと徹底した議論をおこなった際に、彼の側からの回答として用意しておいた文章です・・。ボーアはそこから演繹して「観測は創造行為である」とすら言い放ったのです。ま、何のことやら訳がわからない読者の為に説明しますと、量子力学では波動関数というものを扱うのですが、それが「拡散一方で一向に収縮しない」のでは最初に存在した小さな波束のことを実在と呼ぶことができ難くなります。現象面から補足しますとあたかも反応の瞬間に波束が(速度無限大で)収縮したように見えるのでソルヴェイ会議でアインシュタインが噛み付きました。

波束の収縮は瞬時だから光速度一定原理に反している・・、量子力学の定式は近似式だ!

 そのときの座長ボルンは「こんなことでは基本的な問題について大した進展は見られない」としてお開きにし、次いで(その手の問題について)「私はディレッタントだ・・」と身を引いたかのような台詞を残しておいて、量子力学の確率解釈を推し進めることによってノーベル賞を得ました。まあ、すったもんだったのですが、ボーアは(波動方程式によって潜在していた素粒子が)「観測によって顕現する」という姿勢をくずしませんでした。そこから進展して『新実証主義』哲学によった【量子力学のコペンハーゲン解釈】が生まれたのです。

観測してしまったら元の素粒子は失くなっている!

 かんたんな実例では、レーザー光線は(真横からでも)眼に見えるように考えられていますが、我われの眼に飛び込むのは空気中の埃などによって(ほとんど真横に)散乱された光であって、直進しているレーザー光を見ているのではゴザイマセン、そんなものを見たら眼が潰れてしまいます・・。つまり「観測された光は元の光ではない」ということから元の光は一体どうあるんだというような議論になってまいります。すると、レーザー光が直接見えるように覗き込んだら「発光源が見えるだけだった」という“笑い話の落ち”のような結果に終わります。それでさまざまな解釈が生まれるのでしたが、コペンハーゲン解釈まで行ったら、当時の世相を思わせる流行した思想や哲学との関連が気になってきますよね?

私はあくまで実在する素粒子の引きおこした自然現象の解釈として考えました!

 ボーア説を(過剰に)健全化しただけで、逆に言ったら、また「えらく大雑把な認識に到達した」ものだと笑われるかもしれないですが、それは【ゲージ理論】を考慮していないせいです。放射補正やヒグス粒子との反応なども自然現象であると認知したならば、もっとも細かい解釈だということがきっと分かってもらえると思っています。さて、ここで問題なのは、あえて私は表題にクエッションマークを付けました。ここまで来たならば「素粒子は常に実在している」という正解に行き着いたように思います。う~ん!【ボーム-アインシュタイン解釈】が正しかったのかも分かりませんねえ~。

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1 コメント

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観測されていない瞬間なんて無い (buturikyouiku)
2006-11-03 08:18:48
ヒグス粒子とヒグス粒子との間は光速度で飛んでいますから、相対論効果によって己の自覚する経過時間は0であり、反応と反応の間が開いているからといって「その間は観測されていない」というのではないようです!

つまり「宇宙中のあらゆる素粒子は常に観測されている」ことになりました・・。
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