そうなると分子進化の中立説というのは致命的間違いか?
遺伝子はコピーミスによって偶然に分子進化を果たし、その進化によって生存を妨げる方向性を持った分子毒が発生し、そこで生命個体としての生存を脅かされるが、その際に生存競争が発動して生き残った形質が新たな進化形質となる、というのが分子進化の中立説ですのや、そう。
そら、ちと変だと思いますわな、ちょっと奇妙だと!
基本的に「それは遺伝子の病気とどう違うのだ?」ということですわな、そうでっせ、へい、お立合い。そこから環境に適合する進化であるというイメージがどうにもわきマヘンわな、そう。それに生存に不利な変化を積み重ねて大進化をするというのは言語矛盾にも思われますな、そうどした。
進化というのはどう考えても思っても生存に有利なはずw
生存に不利になってから生存競争に勝てる、というのも腑に落ちマヘン、そう、分かり申した、アイゲンは正しく分子進化の中立説の誤りを指摘していた、そうですのや。多くが遺伝子病のような物事で終わるという遺伝子コピーミス事件に際して、生き残った一部が進化生物になるなんてもう信じなくて済む、そういうことですがな、良かったですな、むしろ。