なんかね、物理的な難解さというよりもね、化学的な難しさなんだけどね

と、いうか、物理が難しいというのは間違いだという言い方がありますけどねｗ

　化学は目に見えない物を扱うから分かりにくいけれども、物理は目に見える物を目に見えるまま扱うから分かりやすいとか言いますよね。もちろん、素粒子は目に見えませんが、その場合の粒子科学は「まず粒子化学」と言った方がイイのかもしれないです。核反応に関する科学でも、核物理だけでなく核化学というジャンルがございまして、私は大学において習いましたよ。

どうも物理の人は物理をいちばん難しいと思いがちですよねｗ

　なんか、その自慢的な見解に同意してくれなければ気分が悪いというようなところがあります。ですが、こと高校の範囲に限って言えば「化学の方が難しく見える」という人だって多いのではないでしょうか。ま、もちろん基本に限ってということで難問を解かされなければという条件付きですが「高校の範囲では学問として化学の方が難解だ」と言えないでしょうかねえ。

私は意地悪なので、そう考えます！

　素粒子は化学的に考えなければならないから難しい、と、そう思います。であれば、核物理に対する核化学よろしく、素粒子の化学的分野として「粒子化学」というジャンルだって十分、アリですよね。私が湯川秀樹先生に憧れていた高校時分には化学部の部長をやってましたが、ブルーバックスは素粒子を始めとする物理が面白かったです。その頃に文化祭用の小冊子に「現代物理学に貢献する化学部です」みたいなことを書いた覚えがありますけど、ま、ある意味でその通りに生きてる自分がここに今いてる。


（なんか、懐かしいですよね、涙が出ます・・）