+φ状態(H軌道)に在った素領域{φ}が-φ状態(L軌道)に落ちたらエネルギー収支の帳尻を合わせるために+φ状態に新たな素領域{φ}が二つ生まれる。
この過程は新しく誕生した素領域{φ}が高い方の軌道に生じてしまうということから直ぐに同じことが起こる(二つの素領域{φ}がH軌道からL軌道に落ちる)ことが予想されます。そして次にはH軌道に四つの{φ}が生まれてそれが直ぐL軌道に落ちてさらに次には八つの素領域が高い方の軌道に生まれてそれが落ちて次には・・and so on. 幾らでも増えていくことが出来ます。
これが「素領域が指数関数的に増加していく」という【量子インフレーション】の機構なのです。
こうして宇宙の体積は飛躍的に増大していくことが明らかになりましたが私にとっては一つだけ気に入らないことが在ったのです。それはこうして出来た宇宙がインフレーションからビッグバンに移行したときには「高密度に過ぎるだろう・・」といった感想です。
宇宙の物質密度を観測結果の如く下げるにはどうしたらいいでしょうか?
私がこの問題に与えた解答は次のようなものです。すなわちアインシュタインの一般相対性理論によれば「時空の膨張に従って重力エネルギーは負値を取りながら増大する」ので、インフレーション中の宇宙体積の増大を意味した素領域の増加に際しても、量子インフレーションから予想されるよりも低い方の軌道(L軌道)に生まれる素領域はもっとずーっと多いだろうと予想されます。
つまり、宇宙体積の増大に伴っての重力エネルギーの効果によっては、それを考慮しない単純な算術によるよりはもう少し早く大きくなるだろうし、「そうして過度に増加した負値の重力エネルギーが限度に達したところでインフレーションが停止してビッグバンに移行するだろう・・」ということだ!そのときに現象は佐藤インフレーション宇宙の場合と同じく“過冷却”だと言えます。
さてインフレーションが止まる際には具体的に各素領域にどのような作用が及ぼされるのでしょうか?
我がユニバーサルフロンティア理論ことUFTでは「過剰に溜まってしまった負の重力エネルギーが帳尻合わせをする反応が起こる」と考えています。H軌道とL軌道の両方が素領域{φ}によって埋まっているところはそれでいいのですがL軌道にだけ{φ}が有るところは次のような反応が起こります。すなわち、{φ}はいったんH軌道にまで励起して、するとL軌道に有った{φ}が無くなって空になった箇所は【ディラックの海機構】によって{反φ}という反素領域となり、次にH軌道は{φ}でL軌道は{反φ}で埋まった新しい素粒子ユニバースボソンエンプティーことUni(E)として生まれ変わるのだ!
そしてH軌道にもL軌道にも{φ}が埋まっていた箇所はユニバースボソンマテリアルUni(M)に変化する・・。
この過程は新しく誕生した素領域{φ}が高い方の軌道に生じてしまうということから直ぐに同じことが起こる(二つの素領域{φ}がH軌道からL軌道に落ちる)ことが予想されます。そして次にはH軌道に四つの{φ}が生まれてそれが直ぐL軌道に落ちてさらに次には八つの素領域が高い方の軌道に生まれてそれが落ちて次には・・and so on. 幾らでも増えていくことが出来ます。
これが「素領域が指数関数的に増加していく」という【量子インフレーション】の機構なのです。
こうして宇宙の体積は飛躍的に増大していくことが明らかになりましたが私にとっては一つだけ気に入らないことが在ったのです。それはこうして出来た宇宙がインフレーションからビッグバンに移行したときには「高密度に過ぎるだろう・・」といった感想です。
宇宙の物質密度を観測結果の如く下げるにはどうしたらいいでしょうか?
私がこの問題に与えた解答は次のようなものです。すなわちアインシュタインの一般相対性理論によれば「時空の膨張に従って重力エネルギーは負値を取りながら増大する」ので、インフレーション中の宇宙体積の増大を意味した素領域の増加に際しても、量子インフレーションから予想されるよりも低い方の軌道(L軌道)に生まれる素領域はもっとずーっと多いだろうと予想されます。
つまり、宇宙体積の増大に伴っての重力エネルギーの効果によっては、それを考慮しない単純な算術によるよりはもう少し早く大きくなるだろうし、「そうして過度に増加した負値の重力エネルギーが限度に達したところでインフレーションが停止してビッグバンに移行するだろう・・」ということだ!そのときに現象は佐藤インフレーション宇宙の場合と同じく“過冷却”だと言えます。
さてインフレーションが止まる際には具体的に各素領域にどのような作用が及ぼされるのでしょうか?
我がユニバーサルフロンティア理論ことUFTでは「過剰に溜まってしまった負の重力エネルギーが帳尻合わせをする反応が起こる」と考えています。H軌道とL軌道の両方が素領域{φ}によって埋まっているところはそれでいいのですがL軌道にだけ{φ}が有るところは次のような反応が起こります。すなわち、{φ}はいったんH軌道にまで励起して、するとL軌道に有った{φ}が無くなって空になった箇所は【ディラックの海機構】によって{反φ}という反素領域となり、次にH軌道は{φ}でL軌道は{反φ}で埋まった新しい素粒子ユニバースボソンエンプティーことUni(E)として生まれ変わるのだ!
そしてH軌道にもL軌道にも{φ}が埋まっていた箇所はユニバースボソンマテリアルUni(M)に変化する・・。