だからこそＵＦＴでは「クォークは静かに生まれた」と宣言する・・。

　Ｗ粒子が崩壊する際には言うなれば地球の北極方向と南極方向に電子と反電子ニュートリノのが飛び散るように飛び出るのですが、ユニバースからｔクォークとｂクォークとが生まれた際には、それこそ、その場所に産み落とされたように静かに生まれたはずです。電子もニュートリノも左巻きだったとしても正反対の方向に出てしまえば総スピンとしたら０です。右巻きと左巻きのフェルミオンが逆方向に飛び出したら総スピンが１になってくれる訳なのですが、ニュートリノ族は右巻きになったらそれだけで反粒子に変換させられるという宇宙の掟（おきて）が存在するのです。

そのことを「ニュートリノのＰ対称性は１破れている」って言うのですが、ご存じでしたか？

　ｔクォークと反ｔクォークからなるもう一つのユニバース粒子（エンプティー）の方だってクォーク（と反クォーク）は静かに産み落とします。それだけでは総スピンが０なのでエンプティーからはフォトンないしはＺ粒子が大量に出たはずです。宇宙の大規模構造では「低音の調弦が狂っている」というのはこの頃の話でして、おそらくユニバースボソンエンプティーで正しく説明が付くのだと信じています。

また「既知のトッポニウム事象はメソン結合をしていない」らしいのですが、ご存じですか？

　ｔクォークと反ｔクォークとは静かな対としては存在せずに、まるでＷ粒子から飛び出る電子と反電子ニュートリノのように、言わば地球の北極方向と南極方向とに、最初から離れる方向に動くらしいのです。ですからトッポニウムからフォトンもしくはＺ粒子が出てπ中間子のようなスピン０の擬スカラーメソンになる反応は確認されていません。おそらく、そのような高エネルギー事象では適切なγ線（フォトン）が出にくくなっていて、出るならばＺ粒子だというのも一つの事情として挙げられるのでしょう。そしてｔクォークと反クォークとからなる擬スカラーメソンの質量は（トッポニウムの質量）－（Ｚ粒子の質量）よりもずっと大きいのだと思います。

ですからＵＦＴでは

　１）ユニバースボソンマテリアルからＺ粒子が出た後には真正あるいはスカラーヒグス粒子が出て、

　２）ユニバースボソンエンプティーからＺ粒子が出た後には擬スカラーヒグス粒子が出る。

と、

かような結論を早くから有しておる次第なんですよ・・、はい！

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