【完全版】あの鐘を鳴らすのはあなた!「大人の山旅」「秩父御岳山」
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全国に「御嶽山」「御岳山」の名がつく山が散見されますが、名実ともに「本山」といえるのは木曽の「御嶽山(おんたけさん3067m」でしょう。しかし木曽御嶽山を開山した「普寛導師」の生誕の地は、ここ秩父の山奥にあります。
まさにおひざ元といえる秩父にも、「秩父御岳山」があり、普寛導師を祀る普寛神社もあります。
アクセスのよい「道の駅大湯温泉」からスタートする、秩父御岳山へのルートは、バラエティーに富んだ山容が楽しい。さらに山頂にある立派な鐘楼を自ら鳴らすことができるのもポイント!秩父の山々に響き渡る、あの鐘を鳴らすのはあなたです!
木曽の日本百名山「御嶽山」を開山した普寛導師の生誕の地がここ秩父の山奥にある。まさにおひざ元からスタートする「秩父御岳山(ちちぶおんたけさん1080.4m)」は、堂々とした山ながら、登山道はわかりやすくバラエティーに富んだ楽しみがあります。
今回は「道の駅大滝温泉」をスタートし、山頂までをピストンする「ちょっと頑張る大人の山旅」を紹介します。今回は距離10.85km、標準時間4時間40分、累計標高差は上り下りとも790mほどの行程になります。
道の駅大滝温泉は登山拠点にするには最適な施設
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秩父鉄道秩父本線の三峰口駅よりバスで16分。道の駅大滝温泉には、ファミリーマート、大滝温泉遊湯館、トイレ、無料駐車場70台のほか、飲食店や土産物が軒を並べます。
ここをスタートし国道40号線を山梨方面へ5分ほど歩くと、普寛神社があります。ここは御嶽山開山の祖「普寛導師」の生誕の地!神社を横目に山間に入っていきます。
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鳥居を二つ過ぎ林道を進みます。
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林道が大きく180度曲がる箇所に秩父御岳山の登山口があります。ここから林道を離れ山道に入っていきます。
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すぐに木橋が目に入ってきます。
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再び林道に出ると道路が崩落しています。この脇を通過しさらに進むと、もう一つ崩落個所がありここに道標があります。
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道標に従って再び山道に入っていきます。
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急な山道を林道に向かって登っていくと、再び林道と合流する大きな広場に出ます。正面の道標に従い左側へ登っていきます。
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途中二股に分かれますが、これは右方向へ!
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倒木が道をふさいでいるところを鋭角に左側へ。これを登りきると「杉ノ峠」で、「強石」からのルートの合流点になります。ここからはさほど迷うところはありません。秩父御岳山方面へ登っていきます。
まずは鉄塔のある場所まで
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斜度はあるものの、わりと歩きやすい道を尾根沿いに進みます。
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杉の樹林帯を進みます。
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道標に従って進むと、明るく光が入る場所に鉄塔が現れます。ここにはベンチもあって展望がよいところ。ひと休憩にいいでしょう。
気持ちの良い尾根を進む
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尾根を進むと壮観な杉林!
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と思いきや、広葉樹の尾根と変化があって楽しいです。
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再び林道に差し掛かりますが、これは向こう側の階段を上っていきます。
瘦せ尾根を秩父御岳山に向かって頑張る
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ここから山頂までは痩せ尾根が続きます。ロープなども出てきますので、うまく利用しましょう。
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一か所だけ鎖場も出てきます。ただしさほど難易度はなく、慎重に進めば大丈夫!
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軽いアップダウンを繰り返す中、日当たりの向きにより山容がガラッと変わるのがこの山の特徴。
秩父御岳山山頂で鐘を鳴らすのはあなたです!
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秩父御岳山の山頂はさほど広くないですが、昼食をとるには十分。社があって鐘楼がならせるようになっています。ぜひ鳴り響く鐘の音を体験してください。
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付近の両神山などがよく眺められます。
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ルート上にはつつじが散見され、新緑の緑とともに目を楽しませます。
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山頂からもう一つ下山口がありますが、現在この先は崩落のため通行止め!山頂で来た道を折り返し道の駅大滝温泉まで戻ります。
変化のある山道をちょっと頑張ってみよう
秩父御岳山は手軽に登れる山ですが、12月から4月の党機関は登山禁止になっています。詳しくは行政に問い合わせましょう。バラエティーに富んだルートは飽きさせず、半日登山としては最適!帰りに温泉に浸かって帰れるのもいいですね。ぜひ大人の山旅を楽しみましょう。
秩父御岳山の基本情報
住所:埼玉県秩父市大滝4277-2(道の駅大滝温泉)
電話:0494-21-2277 (秩父観光協会)
アクセス:秩父鉄道秩父本線三峰口駅よりバスで16分。車の場合国道40号線脇
2021年5月現在の情報です。詳細はお問い合わせください。