MON CAHIER CAPRICIEUX

お絵描き大好きminacoのらくがき帳。
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「贖罪」

2009-07-28 15:52:49 | 英文学と英国旅行
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家に入って来ていたカマキリです。
今年初カマキリ☆夏ですねー。
これはコカマキリですね~。元気良かったです!





「贖罪」
イアン・マキューアン/著 小山太一/訳
新潮文庫

『第二次世界大戦前夜、夏のイングランド。政府官僚の娘で未来の大作家を
 自負する13歳のブライオニーは、大学を卒業したばかりの姉セシーリアと
 使用人の息子で幼なじみのロビーのただならぬ関係を察知し、ロビーへの
 警戒心を抱く。そして事件は起きる。ブライオニーの嘘の証言によって、
 愛しあう恋人たちは無残にも引き裂かれ、犯した過ちの重さにブライオニ
 ーが気づいたときには、泥沼の戦争が始まっていた。
                       (goo映画情報より。)』


映画情報からあらすじとっちゃいました^^;
邦題「つぐない」で2008年に公開された映画の原作です。
ブライオニーの姉セシーリア役でキーラ・ナイトレイが出ていまして、映画が観たくて原作を読みました。
結構評価が高い映画です。
結局私はすぐには観なそうですが。。

ブライオニーはとっても多感で妄想癖があると言っても過言ではない女の子です。
彼女の思い込みによって二人の男女が引き裂かれ、真実は闇の中へ。
時がたって事の重大さに気づいたブライオニーは決して許されない罪を背負って生きていく、という話です。

上下巻です。
上巻には第一部(事件発生、セシーリアとロビーの別れまで)が描かれていますが、
この上巻はなかなか読み進めなくて時間がかかりました。
でも、戦場の様子やブライオニーのその後などが描かれる下巻は勢いがついてすんなり読めました。
戦場の様子が結構生々しくて(視覚的面も心情的面も)、読み応えがありました。
ブライオニーは成長して見習い看護婦になるのですが、その病院の様子も細かく書かれています。


第3者の視点で描かれる第一部~三部を何の気なしに読んでいくと、
第三部の最後に

へっっ!?

と言わされます。


さらに解説を読むと

まじで!?

と言わされます。笑


解説を読んだ後にもう一度読みたくなる作品です。
ぜひ一度本編を素直に最初から読んだ後に、あとがき~解説まで全部読んでください!




>画像  ナウシカ 模写(「風の谷のナウシカ」原作)
     ’08年5月 掲示板投稿作品

     「ナウシカも女の子なのね」と嬉しくなった1コマですvv

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