なんかさー、火山灰とかさー、EUとかさー、大丈夫かしらヨーロッパ。。^^;
やー だいぶ月日が流れました><;
しかもその間つまみ食いを「人間失格」「食堂かたつむり」「異邦人」。
長い間、幸せにさせずに放置してゴメンネ、ファニー!!
すごい厚いんですよこの本。
上下巻で分かれてれば、もうちょっと速く読めたと思うのですが。
だってミステリーとか歴史ものとかじゃないのよ?
適度な運動のために邸宅の周りをお散歩しちゃうような人たちが、結婚するお話ですよ?
まぁたぶん「高慢と偏見」もまとめたらこのぐらいにはなるのかな。あれと「エマ」は上下巻だったからな。
買って、さー読むぞ!ってときにカフェオレをだばーっとこぼしてしまいました。
ちょっとショックだけど読めるし、ジュースよりマシかと思って元気になりました。
「でもこれはイギリスのお話だから、ミルクティーの方が良かったわねぇ♪」と馬鹿なことを思いつつ!
これで、オースティンの長編6作品中5作品を読破><
あと1作品+作品集・関連書が3冊待機しています・・ 欲しい本もまだ2冊ある><
「マンスフィールド・パーク」 中公文庫
ジェイン・オースティン作
大島一彦訳
『叔父であるサー・トーマスによりマンスフィールドのバートラム家の邸宅
へ引き取られたファニー。厳格な叔父や頼りない叔母、口うるさいノリス
叔母やプライドの高い美人な従姉妹に囲まれていても、ファニーの良き理
解者である優しい従兄エドマンドのおかげで心安らぐことができた。
あるときマンスフィールドの住人たちは魅力的なクロフォード兄妹と交流
するようになり、ファニーの従姉たちはミスター・クロフォードに、そし
てエドマンドはミス・クロフォードに惹かれていく。ファニーはクロフォ
ード兄妹の振る舞いに疑問を抱き、自分が想いを寄せるエドマンドのこと
を心配そうに見守る。・・ 』
この恋物語の主要人物は次の4人。
ファニー・・主人公。分別があり性格は控えめ。
エドマンド・・思慮深く、ファニーとはお互いに良き理解者である。
ミス・クロフォード・・美人で快活な女性。
ミスター・クロフォード・・品のあるプレイボーイ。
で、4人の関係はイラストの通り。
ファニーとエドマンドは二人とも堅物タイプ。かなり真面目です。
二人ともサー・トーマス以外のマンスフィールドの人々と比べて分別があるので、何かと相談しあう仲でした。
ファニーはずーーっとエドマンドのことが好きで、ミスター・クロフォード(以下ヘンリー)のことは第一印象から良く思っておらず頑なです。
ヘンリーとて最初からファニーに目をつけていたわけではありません。
マンスフィールドと知り合った当初は美人な従姉(マライアとジュリア)の方に近づき、その楽しい性格と女性への親切な振る舞いを武器に乙女心を弄んでおりました・・。
(そんな様子を見ていたからファニーはヘンリーが好きになれなかったのです。特にマライアは既婚者でしたので。)
しかしファニーの淑やかだが凛とした態度に惹かれ、だんだん気になる子ちゃんになってくるんです。
そこからは猛アタック!
ミス・クロフォード(以下メアリー)は物腰が優雅で器量もいいけど何でもすぐに冗談めかしてしまう癖が玉にキズ。
陽気で良い人ではあるけど、どうも心から信用しがたい・・というのがファニーの心中。
エドマンドは彼女にほとんど一目惚れし、若干盲目的になります。
メアリーもエドマンドに惹かれるも、彼の職業や財産などが理由で(ここらへんが、なかなか・・ですね笑)エドマンドよりは冷静。
大体そんな感じです
お恥ずかしながら、最後までファニーがどちらとハッピッピになるのかわかりませんでした。
この作品が書かれたのは、オースティンの文筆生活を二期に分けると後半期にあたるそうです。
他に「エマ」「説きふせられて」があります。「エマ」は私の肥えていない読書眼ではよくわかりませんが、「説きふせられて」は確かに、「マンスフィールド・パーク」と同じような落ち着きが感じられますね。
ヘンリーがファニーに惹かれ始める、物語中盤から面白くなってきました。
私はエドマンドよりもミスター・クロフォードの方がいいけどな!
浮気癖は困るけど・・。 エドマンドはちょっと鬱陶しい。
エドマンドを好きなのは分かるけど、ヘンリーにあんなに好きだ好きだって言われて全然なびかないファニーは凄いと思います。笑
第三巻第十五章(物語は第三巻第十七章まで。)から怒濤のようなクライマックス!!
前半でファニーがクロフォード兄妹の住む牧師館に招待され、叔母か誰かが「あなたが夕食に招待されるなんてことは初めてのことですから」みたいなことを言うのですが、この部分について
「ファニーはすでに一度牧師館に招かれている。ここでこの事についてエドマンドに何も言わせていないので作者も忘れていたと思われる。」
という注がありました・・。笑 オースティンかわいい。笑
それから、物語後半、ファニーがマンスフィールドを離れ貧しい実家に一時帰り、あまりの生活の違いに「・・両家の姿に、結婚と独身についてのジョンソン博士の有名な意見を当て嵌めてみる気になった。」という文があります。
その、”有名な意見”というのが、コレだ↓
「結婚生活には多くの苦しみがあるが、独身生活には何の愉しみもない」
ほほぉ~~~~。笑
これに当て嵌めて、つまり「マンスフィールド・パークには多少の辛いことはあるかも知れないが、ポーツマス(実家)には何一つ愉しいことがなかった。」とファニーが思う場面です。
あと「あとがき」で訳者さんが触れているのですが・・
バートラム叔母の狆の性別について。
〈本文で、牝♀なんだろうなと思わせる叔母のセリフがあるが、後に狆が登場する場面で作者は”his”と書いているため、この狆は牡♂である。ある本では「作者は小さな間違いを犯した」と言っているが、もしかしたらバートラム叔母の怠惰な性格作りのためにオースティンが仕組んだセリフであり、そうだとすればなんと愉快なことだろう。けれどももう一度別の場面を確認してみるとバートラム叔母のセリフであるにも関わらず”him”と書かれていた・・。やはり作者の間違いなのだ。しかし、そこを”it”にさえしておいてくれたなら・・!!〉
と語っているのが面白くて面白くて!!笑
ところで
以前「ノーサンガー・アビー」を映像化したら絶対面白いのに!と言いましたが、見つけました!
日本では公開されていないのかな?
ヒロイン(キャサリン)がとてもいい感じに美人で、気に入りました!
ヘンリー・ティルニーもチャーミングvv
「Northanger Abbey」Part1 (youtube)
キャサリンの妄想がPart1でも見られます。
2:27と3:52です。3:52の方が激しい妄想です。
本では、「・・襲われたりすることもなく、馬車は無事に・・」のように書かれていたと思います。
イメージした通りで嬉しい!そうですよ、これこれvv
視聴者コメントで「タイムマシーンがあればいいのに!」って言ってる方がいらして、可愛かったw
オースティンファンならそう思いますよねー*><*
まだこれPart5までしか観てませんけどね。笑
だってエイゴだしさ。
>画像 「マンスフィールド・パーク」主要人物相関図
gooツール。
登場人物のイラストはイメージです!
やー だいぶ月日が流れました><;
しかもその間つまみ食いを「人間失格」「食堂かたつむり」「異邦人」。
長い間、幸せにさせずに放置してゴメンネ、ファニー!!
すごい厚いんですよこの本。
上下巻で分かれてれば、もうちょっと速く読めたと思うのですが。
だってミステリーとか歴史ものとかじゃないのよ?
適度な運動のために邸宅の周りをお散歩しちゃうような人たちが、結婚するお話ですよ?
まぁたぶん「高慢と偏見」もまとめたらこのぐらいにはなるのかな。あれと「エマ」は上下巻だったからな。
買って、さー読むぞ!ってときにカフェオレをだばーっとこぼしてしまいました。
ちょっとショックだけど読めるし、ジュースよりマシかと思って元気になりました。
「でもこれはイギリスのお話だから、ミルクティーの方が良かったわねぇ♪」と馬鹿なことを思いつつ!
これで、オースティンの長編6作品中5作品を読破><
あと1作品+作品集・関連書が3冊待機しています・・ 欲しい本もまだ2冊ある><
「マンスフィールド・パーク」 中公文庫
ジェイン・オースティン作
大島一彦訳
『叔父であるサー・トーマスによりマンスフィールドのバートラム家の邸宅
へ引き取られたファニー。厳格な叔父や頼りない叔母、口うるさいノリス
叔母やプライドの高い美人な従姉妹に囲まれていても、ファニーの良き理
解者である優しい従兄エドマンドのおかげで心安らぐことができた。
あるときマンスフィールドの住人たちは魅力的なクロフォード兄妹と交流
するようになり、ファニーの従姉たちはミスター・クロフォードに、そし
てエドマンドはミス・クロフォードに惹かれていく。ファニーはクロフォ
ード兄妹の振る舞いに疑問を抱き、自分が想いを寄せるエドマンドのこと
を心配そうに見守る。・・ 』
この恋物語の主要人物は次の4人。
ファニー・・主人公。分別があり性格は控えめ。
エドマンド・・思慮深く、ファニーとはお互いに良き理解者である。
ミス・クロフォード・・美人で快活な女性。
ミスター・クロフォード・・品のあるプレイボーイ。
で、4人の関係はイラストの通り。
ファニーとエドマンドは二人とも堅物タイプ。かなり真面目です。
二人ともサー・トーマス以外のマンスフィールドの人々と比べて分別があるので、何かと相談しあう仲でした。
ファニーはずーーっとエドマンドのことが好きで、ミスター・クロフォード(以下ヘンリー)のことは第一印象から良く思っておらず頑なです。
ヘンリーとて最初からファニーに目をつけていたわけではありません。
マンスフィールドと知り合った当初は美人な従姉(マライアとジュリア)の方に近づき、その楽しい性格と女性への親切な振る舞いを武器に乙女心を弄んでおりました・・。
(そんな様子を見ていたからファニーはヘンリーが好きになれなかったのです。特にマライアは既婚者でしたので。)
しかしファニーの淑やかだが凛とした態度に惹かれ、だんだん気になる子ちゃんになってくるんです。
そこからは猛アタック!
ミス・クロフォード(以下メアリー)は物腰が優雅で器量もいいけど何でもすぐに冗談めかしてしまう癖が玉にキズ。
陽気で良い人ではあるけど、どうも心から信用しがたい・・というのがファニーの心中。
エドマンドは彼女にほとんど一目惚れし、若干盲目的になります。
メアリーもエドマンドに惹かれるも、彼の職業や財産などが理由で(ここらへんが、なかなか・・ですね笑)エドマンドよりは冷静。
大体そんな感じです
お恥ずかしながら、最後までファニーがどちらとハッピッピになるのかわかりませんでした。
この作品が書かれたのは、オースティンの文筆生活を二期に分けると後半期にあたるそうです。
他に「エマ」「説きふせられて」があります。「エマ」は私の肥えていない読書眼ではよくわかりませんが、「説きふせられて」は確かに、「マンスフィールド・パーク」と同じような落ち着きが感じられますね。
ヘンリーがファニーに惹かれ始める、物語中盤から面白くなってきました。
私はエドマンドよりもミスター・クロフォードの方がいいけどな!
浮気癖は困るけど・・。 エドマンドはちょっと鬱陶しい。
エドマンドを好きなのは分かるけど、ヘンリーにあんなに好きだ好きだって言われて全然なびかないファニーは凄いと思います。笑
第三巻第十五章(物語は第三巻第十七章まで。)から怒濤のようなクライマックス!!
前半でファニーがクロフォード兄妹の住む牧師館に招待され、叔母か誰かが「あなたが夕食に招待されるなんてことは初めてのことですから」みたいなことを言うのですが、この部分について
「ファニーはすでに一度牧師館に招かれている。ここでこの事についてエドマンドに何も言わせていないので作者も忘れていたと思われる。」
という注がありました・・。笑 オースティンかわいい。笑
それから、物語後半、ファニーがマンスフィールドを離れ貧しい実家に一時帰り、あまりの生活の違いに「・・両家の姿に、結婚と独身についてのジョンソン博士の有名な意見を当て嵌めてみる気になった。」という文があります。
その、”有名な意見”というのが、コレだ↓
「結婚生活には多くの苦しみがあるが、独身生活には何の愉しみもない」
ほほぉ~~~~。笑
これに当て嵌めて、つまり「マンスフィールド・パークには多少の辛いことはあるかも知れないが、ポーツマス(実家)には何一つ愉しいことがなかった。」とファニーが思う場面です。
あと「あとがき」で訳者さんが触れているのですが・・
バートラム叔母の狆の性別について。
〈本文で、牝♀なんだろうなと思わせる叔母のセリフがあるが、後に狆が登場する場面で作者は”his”と書いているため、この狆は牡♂である。ある本では「作者は小さな間違いを犯した」と言っているが、もしかしたらバートラム叔母の怠惰な性格作りのためにオースティンが仕組んだセリフであり、そうだとすればなんと愉快なことだろう。けれどももう一度別の場面を確認してみるとバートラム叔母のセリフであるにも関わらず”him”と書かれていた・・。やはり作者の間違いなのだ。しかし、そこを”it”にさえしておいてくれたなら・・!!〉
と語っているのが面白くて面白くて!!笑
ところで
以前「ノーサンガー・アビー」を映像化したら絶対面白いのに!と言いましたが、見つけました!
日本では公開されていないのかな?
ヒロイン(キャサリン)がとてもいい感じに美人で、気に入りました!
ヘンリー・ティルニーもチャーミングvv
「Northanger Abbey」Part1 (youtube)
キャサリンの妄想がPart1でも見られます。
2:27と3:52です。3:52の方が激しい妄想です。
本では、「・・襲われたりすることもなく、馬車は無事に・・」のように書かれていたと思います。
イメージした通りで嬉しい!そうですよ、これこれvv
視聴者コメントで「タイムマシーンがあればいいのに!」って言ってる方がいらして、可愛かったw
オースティンファンならそう思いますよねー*><*
まだこれPart5までしか観てませんけどね。笑
だってエイゴだしさ。
>画像 「マンスフィールド・パーク」主要人物相関図
gooツール。
登場人物のイラストはイメージです!
minacoさんのイラストと一緒だと更にいいです!!
ブラッカムじゃないですが、解説イラストとか描いていただきたいでs(蹴
本にミルクティーはやばいですよ~
パリッパリになりますから(経験者は語る)ww
ブックレビューにコメントいただくことは珍しいので嬉しいです*^^*
ありがとうございますvv
相関図イラストは、なかなか良いアイデアだったかもと自分で思っておりますwwこれからも描きたい^^
海外文学はお好きでない方が多いですが、英文学はわりと読みやすいと思います。
オースティンなら「高慢と偏見」か「ノーサンガー・アビー」がさくさく読めるかも^^b
気が向かれましたら、お手にとってみてください♪
そうか、ミルクティーだとパリッパリになるのかφ(.. )
子供時代は本が大好きでしたが、いつの間にか
文字の世界から遠退いていってしまいました。
たぶん、文字からダイレクトに想像する力を失っていったんじゃないかなぁ;;
minacoさんの描かれるような可愛らしい本の案内とかあったら、もっと読んでいたような気がします^^;
「ノーサンガー・アビー」youtubeでちょこっと観ました。景色や衣装がとても素敵ですね^^
もちろん出てくる人たちも。
当時の人たちも色々大変だったかもしれないけど、映像化した一時代前の人々の一場面を観てると、まるで綺麗な絵を観ている様な気持ちになりました^^
ミルクティー^^そうなんですねー^^
ありがとうございます*><*
私も、読書するような人じゃなかったんですよw
学生時代はw
今でもかなり偏ってますしね^^;イギリス文学ラブ!
私に想像力があるかどうかは別として・・オースティン作品は穏やかな物語ながらも続きが気になってしまう魅力がありますv
そんなこと言われると、他の作品の相関図も描きたくなっちゃいますねえw
「高慢と偏見」だけでも描こうかしら!
「ノーサンガー・アビー」ご覧になっていただけたんですねv
衣装や雰囲気、素敵ですよね!!
おっしゃる通り、大変なことはたくさんあったのでしょうけど、この世界に入りたいなぁと思ってしまいますvv
カボチャさんも、ミルクティーには注意です!笑