MON CAHIER CAPRICIEUX

お絵描き大好きminacoのらくがき帳。
お気軽にのぞいてください♪ディスコディスコ♪

「春期限定いちごタルト事件」

2012-09-24 21:30:53 | 書籍レビュー
HEY!×3つけてたら「come again」聴けて嬉しかった~♪



「春期限定いちごタルト事件」2004年
米澤穂信,創元推理文庫

『小鳩君と小佐内さんは,恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にある
 高校一年生。きょうも二人は手に手を取って清く慎ましい小市民を目指す。
 それなのに,二人の前には頻繁に謎が現れる。名探偵面などして目立ちた
 くないのに,なぜか謎を解く必要に迫られてしまう小鳩君は,果たしてあ
 の小市民の星を掴み取ることができるのか?
 新鋭が放つライトな探偵物語,文庫書き下ろし。  (文庫裏表紙より)』


タイトルが可愛いでしょ!
女の子なら惹かれると思うのですが、タイトル買いしても損はしませんよ・ω・)b-3
上記あらすじの通り,わけあって小市民を目指す小鳩君と小佐内さんの日常系謎解き物語。
カバーも全然マンガっぽいやつじゃないので、手に取りやすいですよ♪

人が死なないミステリというのは、推理できそうな感じが楽しいのかも。
いや、できたことないけど・・・。感じね。
この「春期限定いちごタルト事件」の3つ目の章「おいしいココアの作り方」なんて、平和度120%ですよ。笑
このココアの話は馬鹿らしくて大好きですv
同じような学園ミステリ、初野先生の「退出ゲーム」は、面白かったけどトリックが難しすぎて
日常世界からちょっと外れちゃっています。先生が絡んでる点も関係するのかもね。

穂信先生の小説は「氷菓」「ボトルネック」「春期限定いちごタルト事件」と読んだわけですが、
主人公に熱さがあまりないという共通点があるかもw
そこが良いのでしょうね。過剰なガッツはなく、でも義理人情に欠けているわけではない。
それから、丁度いい親しみやすさ。舞台や設定もそうかもしれないけど、語り方が鬱陶しくなくて好きです。
全体としては,読みやすくてわりとライトだけど,物足りなくない。
米澤穂信先生、好きな作家に入りましたね!

ただ1つ、
本文庫の2章「For your eyes only」のオチが・・・
納得いかな・・・
オチとしては、ドラマチックでなくて,一番一般的で日常的だけれど,
労力費やして描いた絵なのに,そんなすぐ!?・・・それはないってさすがに!普通ないって!


このシリーズは「夏期限定トロピカルパフェ事件」「秋期限定栗きんとん事件」と続きますが,
只今パフェを飛ばして栗きんとんをお試し中です。なぜかというと,秋だからです。
たぶんまだ冬期限定は出てない、かな?



↓ブログラムに参加してます。
 応援クリックいただけると嬉しいですっ。

 blogram投票ボタン+。:.゜ヽ(*´∀`)ノ゜.:。+゜




>画像  小鳩君と小佐内さんイメージ
     PSE。

"小鳩"って可愛いね☆

最新の画像もっと見る

コメントを投稿