MON CAHIER CAPRICIEUX

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英国旅行記 ―バース編―

2011-03-17 01:30:39 | 英文学と英国旅行
バースでの宿は「The Henry Guest House」。
駅から5分もないでしょうか。街の観光にもとても便利。
オーナーもめっちゃ気さくで親切、部屋もシャワールームも綺麗です。

時間は午後6時。
部屋に入ってとりあえず色々と充電しよう。

・・と思ったら変圧器NG!!

フランスで使ってる変圧器でイケると思ってたのにっっ(焦
やっばー ホームズ撮ってる場合じゃなかったじゃん!
デジカメはロンドンの友達に会うまでとっておきたいので
写メを大事に大事に使うことに。
フランスの携帯を時計代わりにしようとしてたのに、最終日まで持つかしら。
目覚ましは買いたくないけど腕時計買おうかな。

その日の夕飯は部屋にあったWelcomeクッキーだけにして、
TVで料理の鉄人的な番組を見て就寝。

翌朝、8時からの朝ごはんにダイニングルームへ下りていこうとすると、
同じフロアの部屋から日本人の男の子が!!
一人旅の高校3年生。なんたる勇者!
私と全く同じ日付で2泊らしい。
せっかくなので一緒に朝ごはん。
てゆーか他の客下りてくるの遅い。オープンと同時に来る人いないんだね。。

朝ごはんは、ジュースやシリアルなどはセルフ。
席に座るとソーセージや卵などの注文を聞きに来てくれます。
今回の旅行で泊まった場所全ての朝食がそんな感じ。
フルイングリッシュブレックファーストも注文できますが、絶対にキツイので、
自分で選べて良かったと思います。
マッシュルーム美味しい。

その日本人の彼はコッツウォルズという村へバスで行くとのこと。
可愛くて有名な村なのですが、私は特に執着してなかったのでプランにいれませんでした。
その代わり、街中の観光へ出発です!!

イギリスは素晴らしい!!
なにより道が綺麗!!フランスみたいに犬のフンを気にする必要はない!!
そして人が優しいよ!!
フランス人も優しいけど、ちょっぴり(?)怠け者なのよね。


「ローマン・バス」はゲストハウスからかなり近い。
ここは朝から観光客で賑わっていました。
日本語のオーディオガイドを借りられます。

最初にいきなり、写真の大浴場が現れます。
お湯は一度も変えたり消毒したりしてないんだって。
(だから触るなって書いてあった^^; 触ってた人いたけど。)
「今みなさんが目の前にしているのは2千年の歴史です」ってガイドから声。
ちょっと鳥肌。
バースは保養の温泉&観光地で有名だった街なのです。
今でも使えるスパがあるみたいですが行ってません。



湯気が出ていて、手をかざすと温かいんですよ!!
すごくないですか!
行く前にローマン・バスのサイトのブログ見たけど、
淡水に住む貝がお湯に住み着いているらしい・・。

浴場の周りには、子供たちのガイドとしてローマ時代の格好をした人が待機しています。
真ん中辺りの、髪がすごくモコモコしている人と、
一番右の、髪がちょっとモコモコしている人がそれです。
色々タイミングが悪くはっきり写真が撮れませんでした。



ローマン・バスに併設されている「パンプ・ルーム」は以前は社交場でした。
現在はレストランになっていて、見学だけなら無料でできます。
ここで温泉の水も飲めるそうです。クセはかなりあるらしい。



えーと、私は見学のみで。
レストランに入らず写真を撮るだけの私みたいなお客さんも結構いましたよ。
ここは恥ずかしくてもしっかり見ておきたかったのです!!
なぜなら、オースティンの「ノーサンガー・アビー」にいっぱい出てきてたから!!
主人公のキャサリンが友人のイザベラと一緒に毎日のように通っていたのはここですよね!!
私もヘンリー・ティルニーみたいな殿方と出会いたい。


その後は「ジェイン・オースティンセンター」へ。
バースはオースティンが5年滞在した街。
短い期間ですが、街にはオースティンがいっぱいです。

展示の見学の前にセンターの人が15分ほど、バースとオースティンについて解説をしてくれます。
「ローマン・バスでは温泉を飲むこともできます。私は好きだけどクセがあるから、口直しがしたければセンター内のティールームをどうぞ!」

展示内容はまぁまぁだったかなー。
一番最初にあった「The language of the fan」が一番面白かった・・。
「扇子は語る」的な。
18-19世紀前半?のお出かけファッションのイメージとしては、
女性はロングワンピースに帽子に扇子。
扇子を使ったポーズが数種類あって、そのポーズによって
「貴方とお近づきになりたいわ」「私に話しかけて」「冷たくなったわね」等等。
舞踏会などで使われたのでしょう。
ぜひ覚えたいですね。笑

ギフトショップでI love DARCYのキーホルダーを買いました!
I love DARCYグッズ欲しかったんだ><
Mr.Darcyは「高慢と偏見」の主人公の相手役です。

そしてセンター2階にある「Regency Tea Room」へ。
オースティンの小説の登場人物にちなんだメニューも豊富です。
ミュージアムにはそこそこお客さんがいたし、混んでいるかなと思ったのですが
がら空きでした。
オースティンファンはミーハーじゃないのか。
でもしたければ予約もできる模様。



私はミーハーです。
頼まないと後悔すると思ったので「Tea with Mr.Darcy」オーダー。
キュウリとチーズのサンドイッチ、ミニケーキ3種、スコーン、紅茶のセット。
残念ながらダーシーはいません。
紅茶をメニューから選べるのですが、「ジェイン・オースティンブレンド」にしましたよね。笑
日本のお茶もありました。緑茶とか煎茶とかだったかな?



スコーンはレーズン入り。すっごく柔らかくて美味しかった!
けど食べるの難しかった!
スコーン用に、ジャム、バター、クロテッドクリームが運ばれてきます。


そして、ローマン・バスで共通券が買えるファッション・ミュージアムへ。
様々な時代のファッションが紹介されていて興味深いです。
それぞれの時代のできごとや文学の説明と絡めた展示はよかった。
ファッション・ミュージアムはアッセンブリー・ルームと同じ建物に入っていて、
後者は無料です。
これも社交場。現在でも使われているようです。
リアル結婚式ぽいののゲストが夕方ぞろぞろ入ってきてて羨ましかった。
Ball Roomという部屋があって、まさに舞踏会用の部屋なのですが、
シンプルだけどじわじわ感動しました><
こういう場所でダーシーとかビングリーとかヘンリー・ティルニーなんかと出会っちゃったりするのか・・目配せしたりとか・・扇子でも語っちゃうんだろうなぁ・・
と妄想してたらじわじわ感動。


その後少しぶらぶらしてから帰宅。
HMVでDVDが3ポンドから売っててびっくり。
「Kiss&Kill」が「Killers」となっててびっくり。
ヒュー・グラントと、ケイト・ウィンスレット演じるマリアンが可愛すぎて「いつか晴れた日に(分別と多感)」を5ポンドで購入。


翌朝は日本人の男の子と朝食後お別れ。
荷物をゲストハウスに預けてもう少し街の観光へ。
まず駅で、次の目的地ウィンチェスターまでの切符を買う。
おじさん英語速ぇ!!でも優しい!!
そういえばフランス着いたときも皆のフランス語が手加減無くて焦ったなー。


昨日行けなかったバース・アビーへ。
アビーって修道院ですよね。ま、教会みたいな所でした。
入ると演奏準備をしている様子なので聞いてみると、
1時間後に夜のコンサートの練習を始めるとのこと。
特に他に行こうとしている所も無かったので待つことに。
でも本当に練習で、ぶつぶつ切れるので退場。




その後少し街を歩いてからバースを離れることに。
腕時計探したけど結局買わなかった。

バースは本当にいい所!!
オースティンは好まなかったそうだけど、いい所!!
名残惜しいけどウィンチェスターへ。
バースの駅では冬の山の上をカモメが飛び交い、「レベッカ」ぽかったです多分。




☆「英文学と英国旅行」カテゴリーを作って、
 「ジェイン・オースティン」の記事も全てそちらに移しました。
旅行記を読んで小説について知りたくなっちゃったりした方が
もしももしもいらっしゃったなら、
この英国カテゴリー内の記事をご参考にしてみてください。

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