MON CAHIER CAPRICIEUX

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「月と六ペンス」

2012-08-04 13:10:20 | 書籍レビュー
「月と六ペンス」サマセット・モーム,1919年
行方昭夫訳/岩波文庫

『この小説はポール・ゴーギャンの生涯にヒントを得たものである―
 皮肉な笑みを浮かべながら、自分は"通俗作家"だとうそぶいていたモー
 ムだが、その作品の底には、複雑きわまりない矛盾のかたまりとしての
 人間にそそぐ、"人間探究者"の飽くなき目があった。芸術の魔力に取り
 つかれた男の徹底したエゴイズムを、シニカルな筆致で巧みに描いてみ
 せたモームの代表作。
                         (文庫表紙より)』


小説に出てくるのは、チャールズ・ストリックランドという架空の人物ですが、
ゴーギャンをモデルにしているそうです。

岩波文庫の棚をうろうろしてたら目に入ったので買ってみました。
結構厚いけど,すっすすっす読める。面白かったです。
特に得るものはなかったんですが(ぇ)「ゴーギャンってこんな感じの人だったんだ~」と思えば、
彼の絵を見るのも興味深くなりそうですね^^

作者のモームは「世界十大小説」という評論を出しているのですが,
その中に私の愛してやまない「高慢と偏見」が入っているため,名前は知っていました。
でも誰なんだろうって感じで,小説家だとは知らなかった。笑
「世界の十代小説」とかいって,自分が素晴らしいと思う小説をなんか挙げて,何さm・・いや何者?
宗教の人かな(マ行が目立つから…。モハメット的な、ムハンマド的な……。) みたいなね。(どんな!?
で小説読んでみたら面白かったですよ。面白かったというか,読みやすかったのかな。
特に感動したり共感したりはしなかったですが。



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