MON CAHIER CAPRICIEUX

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「"文学少女"と死にたがりの道化」

2012-01-28 01:12:44 | 書籍レビュー
私が大好きな「ビブリア古書堂の事件手帖」の新刊が春に出るみたいですよ~♪楽しみ!
そんなことを調べていたら、ビブリアの感想を書いているサイトにあたりました。
その方によると、ビブリアは"ライトオタク"に人気があるラノベだそうですw
ラノベ好きには不評かもしれないけど、普段ラノベを読まない一般読者には受け入れられやすい上品なラノベ。
だけどラノベの鉄則?である萌え要素も軽く入っているし(eroはない)、男女がキャッキャウフフする話だというのにも当てはまる。
よって、
「オタクとまではいかないけど、ちょっとその傾向があるかもしれない・・」
ってなライトなオタクにはたまらんだろう、というわけです。
え、それって、すごく私のことじゃない?笑

で、何がつながるのかというと、
ビブリアは古書堂の店主とバイトが古書にまつわる謎を解いていく"ビブリオミステリ"なのですが、
上記サイトさんで「本にまつわるラノベだと「文学少女」ってのがすごく人気だったな~」と書かれていたので
つまんでみました。っていう。



「"文学少女"と死にたがりの道化」野村美月
ファミ通文庫

『「どうかあたしの恋を叶えてください!」何故か文芸部に持ち込まれた
 依頼。それは、単なる恋文の代筆のはずだったが・・・。

 物語を食べちゃうくらい深く愛している"文学少女"天野遠子と、平穏と
 平凡を愛する、今はただの男子高校生、井上心葉。ふたりの前に紡ぎ出
 されたのは、人間の心が分からない、孤独な"お化け"の嘆きと絶望の物語
 だった!
                         (文庫裏表紙より)』


「文学少女シリーズ」1巻です。
劇場版とかもあるんですね、このシリーズ。
しかもヒロインの遠子先輩を演じてらっしゃるのが、私がつい最近出会った撫子ちゃんの声優・花澤香菜さんだと!


感想・・
おお!これがザ・ラノベのテンションなのですね!という感じ。笑
イラストも(メディアワークス文庫より)多いし。(電車で読むのちょっと恥ずかしいw)
それに、プチeroいサービスシーンもきちんとありました。

ヒロインの遠子先輩は本を食べてしまう文学少女なのですが、
「ギャリコ(作家)の物語は、火照った心をさまし、癒してくれる最上級のソルベの味よ。」
なんていう風に、作家や作品を食べ物で表現するところが面白いし好きです☆

でも意外にも、内容がかなり重かったです。。そして結構難しかっt
この1巻で題材となっているのが太宰治の「人間失格」ですから、
そりゃ重くもなるのでしょうけど・・ 個人的には太宰よりも重かったです。^^;重いというか暗い。
シリアスを超えて厨二病ワールドです。

遠子先輩が太宰の魅力について熱く語る場面がありますが、そこは「おっ いいこと言うなー♪」と思いました☆
好き嫌いが別れる作家だけど、
「ああ、この気持ちはわかる。この人は自分と同じだ・・・という共感を呼び起こす魔法がある」
って。私も「人間失格」を読んでずどーーんと衝撃を受けたくちなので、とても賛成できました。
それにしてもみんなよくしゃべるよ。
ナイフで胸刺されてる人も死ぬ前にしゃべりまくるww

まぁまぁ面白かったけどねー。
上記サイトさんも言ってたけど、登場する一冊にガッツリ絡んでいる・・もはや絡まっているので、
その本を読んだことがないと、読むの結構厳しいような・・。
というか、登場作品と「文学少女」ストーリーがだぶっています。(1巻以外は知りませんが。)
その本の世界は少なくとも知っておいた方が読みやすいと思われます。
(ビブリアの方は、私の知らない本ばかり登場しますが、さぁっと読めますよ。)


あ、そうだ、もう1こ大きな違いが。
ビブリアの栞子さんは胸が大きめですが、文学少女の遠子先輩は胸が小さめです。笑



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>画像  遠子先輩
     しぃぺ。

今、別のラノベ読んでるんですよー。
その合間に。「文学少女」は金曜1日で読んだ。

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