車業界の人間としてというか、車好きとしては、とても悲しい言葉です。
いま、新車ディーラーの全国あちこちで聞かれる言葉らしい。
ま、ジゴウジトクなんですよ。
「もうすぐ終了」って、ガンガンに煽ったのはあなたたち。
車の魅力なんてどこかに吹っ飛ばし、「補助金」「最大25万円」だけで集客するからだ。
だから、安くても、補助されても、コミ250万円も400万円もする車を買ったのに、
「10万円の補助金がもらえなかったからキャンセル」なんて言葉を吐かれるんだよ!
その車が欲しくて買うんじゃないのかよ。
人生に何回もない、大きなお買い物イベントじゃないのかよ。
よく分かりません。
「10万(5万、12.5万、25万)円分、サービスしろ」「はいかしこまりました。」って、アホ。
なんでディーラーが政府の尻拭いを承るのだ?!
トラブルになったら、ユーザーが離れる?
あのね、車の魅力も、ファッション性も、ステイタスも、何もかも消費者の前からどかして、
補助金だけを前面に押し出して買わせようとしておいて、補助金というアピールポイントがなくなった今後、ユーザーが勝手に車の魅力を再発見し、戻ってくるとでも思っているのか!?
ユーザーにとっての車を『タダのモノ』にしてしまった、この補助金(税金)は、誰得だったのでしょう。
>国のエコカー補助金制度が、当初想定された9月末を待たず7日の申請分で締め切られた。
購入契約のキャンセルも出る中、県内の自動車販売店の一部は独自の“補助”を打ち出すなど、各店とも顧客のつなぎ留めに腐心している。
「補助金がもらえないなら、車はいらない」――。静岡トヨペットは、申請が間に合わなかった顧客から数件、契約キャンセルの連絡を受けた。
日本自動車販売協会連合会県支部によると、8月の県内新車登録台数(軽自動車は除く)は、前年同月比55%増の1万544台。過熱気味だった「駆け込み需要」に、期限前の補助金打ち切りが冷や水を浴びせた格好だ。
消費を落ち込みを防ごうと、独自のサービスに乗り出す販売店もある。補助金打ち切り後、初の週末となった11、12の両日、県内29店を展開する「静岡マツダ」は、両日の新車購入者に限り最大10万円のオプション品を無料で付けた。
静岡国吉田本店によると、チラシ配布後すぐに問い合わせが数件あった。宮崎高好店長は「補助金は切れたが、最後の駆け込み客はまだいる」と力を込める。実際、12日に来店した清水区の会社員青木良仁さん(36)は、当初「もう少し早く購入を考えればよかったかな……」と思案していたが、結局、「ビアンテ」購入に踏み切った。青木さんは「10万円のオプション無料サービスなど、十分頑張ってもらえた」と満足そう。
このほか、スズキ自販静岡も、補助金対象の軽自動車購入者に限り、9月末までに成約すれば5万円キャッシュバックしている。
これに対し、HondaCars富士東の三輪明生営業本部長は「費用に見合う効果があるのかは疑問」として独自の販売促進には慎重で、むしろ「エコカーへの減税は続いており、この点を引き続きアピールしたい」という。
一方、元々補助金の支給対象から外れていた中古車業界は、「少しずつ来店者数が増えている実感はある」(沼津市内の中古車販売店)との期待感と、「新車が売れないと下取りに出す車も減り、結果的に中古車の供給不足になる恐れもある」(静岡市内の中古車販売店)などとして自動車市場全体の冷え込みを懸念する声が交錯している。(9/17 読売新聞)