下の記事から5年半、大手もなん?
NOC千円くらい払っとけばいいの?
(NOC=ノンオペレーションチャージ=車両がノンオペレーション、つまり貸し出せない事に対しての損失補償。
これが有料オプションで免責免除になる補償が用意されていたりする。)
そして、なぜかまた地元愛媛での事例がニュースになってるw
レンタカーの利用者が事故時に支払う休業補償は、レンタカー会社との契約時に取り決められる。
全国レンタカー協会(東京)の標準約款では、レンタカーが走れなくなった場合、無過失のケースを除き、請求すると規定。各レンタカー会社はこれを参考に、一律で5万~10万円としている。
複数のレンタカー会社によると、大手の多くは標準約款通り、無過失だと請求していない。ただし、1割でも過失があれば、全額補償を求めているという。~
国民生活センターによると、休業補償関連の相談は年40~60件寄せられる。「飛んできた石で窓ガラスが割れ、過失がないのに請求された」「車が少しこすっただけで全額支払わされた」などで、担当者は「利用者が疑問に感じるのは当然だ」と話す。
松山地裁では、追突事故に遭い、無過失なのに10万円を請求された大阪市内の男性が、事故相手に支払いを求める訴訟を起こし、係争中だ。
男性側は訴訟で、休業補償は交通事故が原因で生じた損害だとし、「加害者が賠償しないのは不合理」と主張。
相手方は、休業補償の契約自体が不適当なもので、男性にも債務はないとし、「事故相手に賠償義務はない」と反論している。~(21/12/10 読売新聞)
その後も順調にレンタカー屋、台数が増え続けていますから、大手も大変なんでしょうね。
(コロナで一旦減少になっていますが。)
16/5/21公開日の記事
格安レンタカーでトラブル多発。
トラブルの店員を取材したら「イヤなら借りるな」だって。
ニコニコなレンタカー体験記 などで書いているように、
デフレ時代の、格安、ボロ向け、値段なりの商売なんだって。
大切な家族10人と楽しい旅をするのに、ケチっちゃダメですね。
ロードサービス会社の人が助言してくれなければ、タイヤ代払わされてた訳だ。
他にもキズの修理代5万?車内に臭いがついた2万?というのもヒドイが、
やっぱり、格安レンタカーネタとしては、休業補償と修理免責請求!
保険を付けても補償範囲が狭いから、レッカー代やら、ほぼ自腹になるんだよね。
ジゴウジトク。
格安なんだから。
店員の態度が悪いくらいで苦情を言うな!って事ですよね(笑)
上の記事(やそのリンク先の記事)でも書いたが、
10年で倍に急増しているレンタカー事業者、
料金だけ見るんじゃなく、ちゃんと情報収集して選びましょう。
~「生きた心地がしなかった」。レンタカーで思わぬトラブルに見舞われた男性A(70)が振り返った。
4月1日、男性は家族10人とともに愛媛県内の格安レンタカー店を訪れた。
ワンボックスカー1台を借り、乗ってきた自家用車と2台に分乗し、目的地である同県宇和島市に向けて松山自動車道を走行した。
ところがワンボックスカーを運転していた男性の長男(36)は約130キロ走った時点で、車が左右に振られるように感じた。
その後、右後輪が突然バースト(破裂)。
「バリバリ」という音で車内はパニックになったが、幸い道路は直線で、長男は冷静に避難地帯に車を寄せ、乗っていた7人にけがはなかった。
「タイヤに溝はあるが、側面にすごいヒビがある。いつバーストしてもおかしくない。前輪だったら命はなかった」。
駆けつけたロードサービス会社の担当者はこう指摘した。
だが、問い合わせた格安レンタカー店は「パンクは借り主の責任」と主張して代金の支払いを渋った。
困惑する男性を見かねたロードサービス会社がレンタカー会社を説得。
他のタイヤも危険と判断し、新品タイヤ4本の交換代金約3万7千円を男性が一時、立て替え、車の返却時にレンタカー店が支払うことで決着した。
ロードサービス会社は「タイヤはひどく劣化していて、(バーストは)空気圧が原因と思った。自分で壊したのなら自業自得だが、普通に走行してバーストしたら店側が負担すべきと考えた」と振り返った。~
「高速道路で走り出してまもなくパンクし、タイヤの交換費用を請求された」
「乗ってから1時間ほどでパンクし、レッカー代や修理代として約4万円を請求された」…。
国民生活センターにはレンタカーに関する類似のトラブルの相談が多く寄せられている。
中には、「身に覚えのない車体のキズの修理代として5万円を請求された」
「車内に臭いがついているといわれ、掃除代2万円を請求された」との相談もあった。
相談や苦情の件数は、平成18年度の152件から27年度には537件と大幅に増加。
同センターは「格安レンタカーが増加していることを受けて、相談件数も増えたように感じる」と話す。
レンタカー大手が加入する業界団体「全国レンタカー協会」にも苦情が寄せられているが、約半数が格安レンタカーなど非会員事業者への苦情という。
同協会は「レンタカーは安心安全が売りの乗り物なのにイメージダウンになる」と顔をしかめる。
格安レンタカーは10年余り前から出店が目立つようになった新業態。
自動車整備工場やガソリンスタンドなどがサイドビジネスで営業しているケースが多く、店舗運営コストを削減できる上、レンタカー大手が最長でも約5年で新車に交換するのに対し、中古車を使っているため、低価格で車を貸し出せる。
店舗はフランチャイズ制で、料金は大手がコンパクトカーで1日7千円程度なのに対し、格安レンタカーは1日4千円程度と、ほぼ半額だ。
国土交通省地域交通室によると、国内のレンタカー事業者数と車両数は毎年増加しており、過去10年の統計によると平成16年度には3573事業者17万5462台だったが、26年度には8216事業者31万5011台と、2倍近くに増加した。
全国レンタカー協会は増加の要因を、訪日外国人が増えているためと分析。
利用目的は観光と、出張などビジネス利用が大半を占めるという。
利用者増に伴って、レンタカーの事故件数も増加している。~
トラブルのあった愛媛県の格安店が加盟する大手格安レンタカー会社は「点検項目などのマニュアルはあるが公開できない」とした上で、「バーストは年間数件ある」「毎日のように『店員の態度が悪い』などの苦情がきている」などとトラブルがあることを明かした。
今回のトラブルで、車を貸した格安店は、A氏に対し「タイヤの亀裂は確認している。それが原因でパンクに至る可能性はゼロではないが、新品のタイヤでもパンクするケースはたくさんある」と説明。
取材に対しても「100%安全な乗り物なんてない。信用できないなら借りなければいい」と話した。~(16/5/14 産経新聞)