カジノいらない!東京連絡会

東京にカジノを作らせないため、カジノ東京誘致反対署名運動などの諸活動に取り組んでいます

東京都知事選で公開質問状を送付!

2020-06-21 20:35:05 | 今後の予定

「カジノいらない!東京連絡会」では、本年6月18日に告示された東京都知事選挙(7月5日投開票)の各候補者に対し、以下の内容の公開質問状を送って回答を求めています。回答期限は6月22日(月曜)です。告示直前に立候補を表明された候補者が多いため、回収には少し時間がかかるかもしれませんが、速やかに各候補の回答を取りまとめて公開したいと思います。
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公開質問状

カジノを東京都に誘致することに関してお尋ねします。

東京都は、これまで、カジノを含む統合型リゾート(IR)の東京都への誘致について、「申請を検討中」としてきました。2019年3月、東京都の委託により作成された調査報告書では、カジノを含むIRを誘致した場合には五輪後の経済成長の起爆剤となる可能性が強調されています。同年10月に、東京臨海部の開発プランとして公表された「東京ベイエリアビジョン」(仮称)の最終提案書では、江東区青海地区を含むエリアをIR誘致の検討対象としています。
IR整備法の基本方針案では、IR区域整備計画の認定申請受付期間が2021年1月4日から7月30日までとされており、今回の選挙で当選した知事の任期中にカジノ誘致についての判断が行われることになります。

【質問】
1 あなたは、カジノを含むIRを東京都に誘致すべきだと考えますか。現時点でのお考えを以下の3つの選択肢の中から選んでください。

□ア カジノを含むIRを東京都に誘致することに賛成である。

□イ カジノを含むIRを東京都に誘致することに反対である。

□ウ カジノを含むIRを東京都に誘致すべきか否かについて、まだ考えを決めていない。

2 1の回答の理由をご説明ください。。

3 知事に当選した場合、カジノを含むIRを東京都に誘致するか否かについて、知事としての方針を表明する前に、パブコメや公聴会などを行うことにより、カジノ誘致についての都民の意見を直接聞く機会を設けますか?

□ア カジノ誘致についての都民の意見を直接聞く機会を設ける。

□イ 特に都民の意見を直接聞く機会を設けることは考えていない。

4 知事に当選した場合、カジノを含むIRを東京都に誘致するか否かについて、知事としての方針の表明をいつ行うつもりですか? 現時点でのお考えを具体的にご記入ください。

5 その他あなたが考える「カジノ誘致(その是非やカジノに代わる政策の提言を含む。)に関連する具体的な政策」があれば、ご記入ください。

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※なお、22人の候補者のうち、連絡先がよくわからない9人の方には送付できていません。「公開質問状が来ていない」という候補者の方は、発送致しますので、当会まで連絡先をご教示ください。


小池知事に態度表明を求め、申入れ

2020-06-12 21:51:23 | カジノ誘致反対署名

「カジノいらない!東京連絡会」は、2020年6月8日、小池百合子・東京都知事に対し、2064筆のカジノ誘致反対署名を提出するとともに、以下のとおり、「IR誘致の是非に関する態度表明を求める申入書」を提出しました。現職の知事として、きっぱりと誘致反対の態度表明をしていただく必要があると思います。

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               2020年6月8日
東京都知事 小池百合子 様
           カジノいらない!東京連絡会
           代表幹事 釜 井 英 法
                  ほか3名

IR誘致の是非に関する態度表明を求める申入書

(申入の趣旨)
東京都へのIR誘致をしない旨、明確に態度表明することを求めます。

(申入の理由)
1 署名の提出について
当会は、本日、「東京にカジノを誘致しないよう求めます~人の不幸をもとにした経済政策は要りません~」と題する署名2064筆を提出しました。
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、集会その他の署名集め運動がままならない中でも、これだけの署名が集まったことを重く受け止め、東京都へのIR誘致をしない旨、明確に態度表明することを求めます。

2 東京都へのIR誘致に関する検討状況について
東京都は現在、カジノ施設を含むIRの誘致について、「IRにはメリット・デメリットの両面があることから、国の動向を注視しつつ、総合的に検討を進めていく」
としています。
そして、「IRに関する検討を進めるにあたっては、国内におけるギャンブル等依存症への取組等の現状を把握することに加え、海外の大都市にあるIR・カジノ施設、MICE施設の最新状況に関する情報を収集することが重要である」として、多額の費用をかけて、度重なる委託調査を行ってきました。

3 新型コロナウイルス感染症の拡大について
しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大により、海外のカジノ施設の多くが営業停止となり、収益は極端に悪化しています。営業再開しても、直ちにV字回復が可能であるとも考えられません。日本進出が有力とみられてきた米ラスベガス・サンズ社も、日本でのカジノ事業の展開を見送ることを発表しました。
新型コロナウイルス感染のパンデミックは、地上の施設内において対面で賭博を行うカジノというビジネスモデルの脆弱さをさらけ出しました。今後も、いや応なく新型コロナウイルスとともに生きていかなければならない状況下、「withコロナ」という新しい日常が求められている中で、密閉・密集・密接という三密の環境で、24時間ギャンブルを続けることとを可能とするカジノ施設による収益によって、IR事業を展開しようとするビジネスモデルに、東京都の未来を賭けるわけにはいきません。
さらに、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、外出自粛が求められている中でも、パチンコ通いがやめられない人々が多数いることも、明らかになりました。カジノ施設を開設したとき、ギャンブル依存症の問題が、さらに深刻化することは、避けられません。

4 カジノ誘致の是非に関する態度表明の必要性について
このような状況を踏まえて、東京都はIR誘致をしないということを、速やかに、態度表明して頂きたいと考えます。
もし仮に、今後も、引き続き、IR誘致に関する検討を進めていく場合には、さらなる調査活動を重ねていくことが必要不可欠となります。しかし、そのような調査活動自体、不要不急の業務として、見送らざるを得ない現状を踏まえれば、これ以上、結論を先送りにすることはできません。
5 結論
以上より、現職の東京都知事として、東京都へのIR誘致をしないことを、明確に態度表明することを求めます。
               以 上