「猫は3年の恩を3日で忘れる」
と言いますが、
実際、シイは瑠実の部屋で3年暮らして
その間に夜と風を産んでいます。
けれども、
元々放浪癖があったのか?
春の午後に姿を消したまま
二度と戻って来ませんでした。
3日で忘れるというのに、
3年も経ってるんでは
それだけで覚えてるとは
とても思えない。
それどころか、
あの頃は恩というよりは
辛い事の方が多かったのでは?
母猫として子を守るために
耐えていたのでは?
ーと、
第2話でべこたんから
シイの話を聞いても
瑠実は今でも
そう思っているのでした。
▲ 第3話5ページでアップした絵を再公開。
次ページ、
第5話ラストで奇跡の展開が。
🐱 🐱 15pageに続く🐱 🐱