いしっころ という詩が小3の教科書に載っています
さて
ほかのみすずさんの詩には
あまり感じるものはないけれど
この詩はストンときたのです
ちょうど
智に働けば角が立っていた時だったからかしらね
それからはいつもわたしも
けろりかん
「いしっころ」谷川俊太郎
いしっころ いしっころ
じめんのうえの いしっころ
じめんのうえの いしっころ
いつからそこに いるんだい
いしっころ いしっころ
ひとにふまれた いしっころ
ちょっとおこって いるみたい
いしっころ いしっころ
あめにうたれて いしっころ
いつもとちがう あおいいろ
いしっころ いしっころ
おなかのしたは あったかい
むしのあかちゃん うまれてる
いしっころ いしっころ
そらをみあげる いしっころ
なまえをつけて あげようか
さて
教師はこの詩で
どんな教育をするのでしょうか
ちょっと怖いなぁ
いっそ
高校生に読ませて原稿用紙2枚ぐらいの
「いしっころ と わたし」とでもしたレポートを書かせるとおもしろいのでは
そういえば
金子みすずさんの詩にも
石ころという詩があります
石ころ
きのうは子供を
ころばせて
きょうはお馬を
つまずかす。
あしたは誰が
とおるやら。
田舎のみちの
石ころは
赤い夕日に
けろりかん。
金子みすずさんの詩にも
石ころという詩があります
石ころ
きのうは子供を
ころばせて
きょうはお馬を
つまずかす。
あしたは誰が
とおるやら。
田舎のみちの
石ころは
赤い夕日に
けろりかん。
ほかのみすずさんの詩には
あまり感じるものはないけれど
この詩はストンときたのです
ちょうど
智に働けば角が立っていた時だったからかしらね
それからはいつもわたしも
けろりかん