お正月、以前買ってざっと読んだ本を読み返しました。
ユーミンがいなかったら、違った人生になったかも…
そんな本です。
ざっくりまとめすぎですね…
ユーミンによって提示されたキラキラした刹那が
永遠に続くと思っていた私たち世代。
ユーミンを聞かずに過ごしていたら
また違った生き方に出会えたかも…
こんな感じ?
うなってしまったのは「助手席感」という言葉。
ユーミンの歌の中の女子は
だいたい助手席に座っている、のだよ。
そういう私も助手席の女だった。
でも!
令和の一時なれど、
脳梗塞で倒れた夫を助手席に乗せ
運転席の女になった私。
時代は確実に移り変わってます。
また、ユーミンの楽曲の中には
素敵なメロディーと編曲によって気が付かないけど
よく考えると「ええ????」となる歌詞があることを
↑を読んで再認識しました。
例えば「REINCARNATION」
来世に向けてのストーカー宣言?
で、そのことをふまえて、ふと思った「赤いスイートピー」
これもユーミンが別名義で作曲してます。
作詞は松本隆さん。
この曲も、素敵なメロディーを一旦排除して
歌詞をかみしめると、ちょっとね。
男は、喫煙者、ちょっぴり気が弱い
位の情報しかないのに
女は
付いて行きたい、
今まで会った誰より生き方が好き、
と男を絶賛しています。
ちょっぴり気が弱い男に付いて行くって
いいのそれ?な気持ちが生まれました。
帰省していたむしむしに
「今の世の中だったら、付いて行きたいって連呼するより
気が弱い男の子に向かって付いて来なさいよ、
って女の子のが多いよね」
と言ったところ、むしむしは…
「そもそも、この女はメンヘラなんじゃないの?
付き合ってるって思ってるのは女だけ。
だって、半年も手をにぎらないんでしょ?
それなのに、付いて行きたいとか
今まで会っただれより好きとか
思いがすごすぎるもん」
だそうです。
その意見を聞いてからと言うもの
メンヘラ説から抜け出せなくなりました。
男がちらっと時計を見るのは
「はぁ~早くこの女から解放されたい」
んじゃないかな、とかね。
そして、これは私の意見ではないのだけど
スイートピーって自立してない植物なんだよね。
支柱がないとダメ。
て、ことはこの女が依存していうる象徴が
スイートピーなんじゃないのかな。
例えば、グラジオラスと置き換えて
「あかいーグラジオラスー」
と歌ってみると、音は合ってる。
でもグラジオラスの自立している感じが
絶対ダメなんじゃないかと思ったり。
と、まあどうでもいいことを考えていたら
1月が終わってました…
あれ今ならフェミニズムの人に文句言われて出せないよね。
冬のリビエラ、改めて読んだけど男の都合のいい歌なのね。
後ね、キャンディーズのデビュー曲、
なんじゃこれは!!だから、暇なら調べてみてね。
今時はこんな女の子はいなくなったんじゃないかな。
いや、いるかな?
ユーミンの歌ってそれほどキラキラしているとは思わなかったけど、どす黒い感情も含めて表現しているのはすごいな~とは思っていたように記憶してます。
先日、月曜日の夜の石橋貴明さんの番組で松本隆さんを特集していました。赤いスイートピーもガラガラヘビも冬のリビエラも、あれもこれも松本隆!!
改めて歌詞を文字に起こされると「???」がいっぱいになっちゃったよ(笑)