ミモザアカシア

人の心に左右されて

消極的は敗北を成す



まだ疲れた顔を見せていい訳じゃない

涙が溢れてしまう1番の理由に

向き合いたくないから





優しい雨

微睡みの中でいたかったけど

随分と冷た過ぎる


葉の滑る水溜りに

歪んだ私の顔







憂鬱だと伝えて

誰に？

今1番胸を叩いているのは？



何故それを想うことに

投げやりになってしまう…








しとしと雨降る

夜の中であなたを信じたい





決して怖がらずに


明日も誰と一緒にいたいのかを

紫陽花

黒いものは白を拒む

灰色のあなたには分からないもの


混沌とした世界に

侵されていてもいい


最高の美術はそこにある

僕はそれを望んでいる





思惑通りにシナリオは進み

さっきまでの熱は置き去りのまま

あなたが欲しがったものはあったのか？




話の羅列に

耳を塞ぐあなたが見えるよ




さようならを言おう




可憐な程

冷たい言葉で



生きている世界が違った

それだけのことになる




僕の中に

最高の美術はある

それを伝えてみたい

リナリア

見えはしないもの

優しく踊る影

目を凝らして

そこに踊る道化師の私



ゆらゆらと

冷めたCoffee

冷たい人の温もりみたいに

何も掴めない夜




次の夢を見ながら

影と踊る

あなたが私と夜を踊り

ここで死んで逝く夢



私だけが干からびた

水のない花となるなら



美しく優美なあなたの中で

そっと殺されたい

心を

身体を




秒読みの結末はまるで

遡る愛しさが溢れた時間から

あなたを奪い去ろうとしている




幻でいいから

ここにいたい

夢を見ていたい

ずっと