人魚
鬱より来たる追憶の想い
言葉にならずにただ眺めている
心の沈む柔らかな海風に
そっと吹かれ途方に暮れた
歌が聞こえる
もう僕にはその常識を判断する術もなく
歌が聞こえる
やがて身体は抱かれる
眩暈を装い
堕ちていく
やけに現実味を帯びたその白い素肌から
僕は逃れることさえ出来ずに
青い光に揺られながら
息苦しさも感じない程の毒を
やがて何処か遠くへ行きたくなる
もう全てが夢のようで
いつまでも
死の円舞曲を踊り続けた。
鬱より来たる追憶の想い
言葉にならずにただ眺めている
心の沈む柔らかな海風に
そっと吹かれ途方に暮れた
歌が聞こえる
もう僕にはその常識を判断する術もなく
歌が聞こえる
やがて身体は抱かれる
眩暈を装い
堕ちていく
やけに現実味を帯びたその白い素肌から
僕は逃れることさえ出来ずに
青い光に揺られながら
息苦しさも感じない程の毒を
やがて何処か遠くへ行きたくなる
もう全てが夢のようで
いつまでも
死の円舞曲を踊り続けた。