出勤時
某駅に着く少し前
隣のグレーのパーカーを羽織った学生が
あたふたし出した
缶コーヒーを飲みながら
本を2冊広げていた
カバンに本を入れたいのだが
右手がコーヒーで塞がっている
片手だと
バッグの口が開かない
彼は何と口に缶コーヒーをくわえた
そして本をしまい始めた
バッグを持ち
すくっと立ち上がる
開いたドアの方へと歩き始める
缶コーヒーをくわえたまま
思ったのだが
わき腹をくすぐったらどうなるのだろう?
というよりコチョコチョと
やりたくなった
笑って缶を落とすか
ガマンをしてくわえているか
どっちなんだろう
駅の天井の細いコードに鳥が
とまっている
慣れているから平気なのだろうけど
よく落ちないものだ
人間で言うと
公園や駅のベンチで骨休みといった所か
鳥にとっては
何でもないことなのだろう
鳥に聞く事は出来ないけれど
多分そうなのだろう
満員電車の中
吊り革の下がっているバーに
サラリーマンが鳥のように
しゃがんでとまっていたら不気味だ
なんてちょっと車内で上の方を見て
想像してしまった
電車の中は
面白い空間だ・・・
某駅に着く少し前
隣のグレーのパーカーを羽織った学生が
あたふたし出した
缶コーヒーを飲みながら
本を2冊広げていた
カバンに本を入れたいのだが
右手がコーヒーで塞がっている
片手だと
バッグの口が開かない
彼は何と口に缶コーヒーをくわえた
そして本をしまい始めた
バッグを持ち
すくっと立ち上がる
開いたドアの方へと歩き始める
缶コーヒーをくわえたまま
思ったのだが
わき腹をくすぐったらどうなるのだろう?
というよりコチョコチョと
やりたくなった
笑って缶を落とすか
ガマンをしてくわえているか
どっちなんだろう
駅の天井の細いコードに鳥が
とまっている
慣れているから平気なのだろうけど
よく落ちないものだ
人間で言うと
公園や駅のベンチで骨休みといった所か
鳥にとっては
何でもないことなのだろう
鳥に聞く事は出来ないけれど
多分そうなのだろう
満員電車の中
吊り革の下がっているバーに
サラリーマンが鳥のように
しゃがんでとまっていたら不気味だ
なんてちょっと車内で上の方を見て
想像してしまった
電車の中は
面白い空間だ・・・