ようやく復活です。(´-ω-`;)ゞポリポリ
少し長い記事になりますが・・・
是非、読んでいただきたいと思います。
土曜日からの3連休!気候も過ごしやすくなってきたので、
トレーラー引いて河川敷で2泊の予定で、訓練に向かっていました。
途中携帯がなり、
「今、出動依頼あり!」との事・・・
トレーラーを引き離し、今登ってきた峠を引き返して、現場に向かいました。
現場につくと上空にはヘリ、
そして警察・消防と相当な人数で捜索にあたっておられました。
アクアとQ太郎さんは、車発見場所から・・・
近くに流れてる川周辺の捜索。
山を越え、崖を下り・・・ずぶ濡れになって川を捜索。
しかし、日没を向かえてしまい、その日は発見に至らず、2時間ほどで捜索終了!
そして翌日も早朝より現場に・・・
2班に分かれ、私達は昨日とは違う山手の捜索でした。
途中、現場近くの放し飼いの犬3頭に
アクアとQ太郎さんが襲われそうになり・・・
無線で、
≪大至急!!車手配≫
慌てて、チェリーを車に乗せ、
救済に向かい、無事に難を逃れたところ・・・
すると・・・
なにやら、慌しく無線が入ってくるのです。
「もしや・・・」
慌しい無線のやり取りに、耳を澄ませ居ても立っても居られず
「すぐに、応援向かいます」と連絡を入れてすぐに
発見!!無事に発見!!!
仲間の声です。
一瞬で鳥肌が、全身に走りました。
私達が捜索開始してから約1時間の出来事でした。
その後は、警察・消防の手により被災者の救出
被災者は二晩を山で過ごしたにも関わらず、ケガもなく見た目には意外にお元気な様子でした。
前日に、皆で手分けして捜索できたことで…
翌日の日曜日に、重点個所を密に捜索できたことが、
今回の発見につながったのだと考えます。
その後、とてもスガスガしい気持ちで・・・
山にまた訓練に向かいました。
今回、2泊の予定でしたが・・・
さすがに、実動捜索ということで、自分達もそうですが・・・
チーアク(おまけのピー)も、疲れただろうということで
その夜は、家に帰ることに・・・
翌日の朝!
新聞の記事を見て・・・
妙な胸騒ぎが・・・
山ほどの洗濯を終え、しばらくすると・・・
また携帯が・・・
やはり、そうでした。
「すぐに向かいます!!」
速攻で準備し、現場に向かいました。
仲間の到着を待ち、遭難者の車があった登山口から
私達も山に入り捜索開始です。
私は、途中までチェリーを連れて行ったものの…
チェリー自身は“やる気満々でしたが、
チェリーの体力的なことを考え、車で待機してもらうことに・・・
で、私は先に入った仲間を追って林道を登っていきました。
アクアとQ太郎さんは、林道から沢に降りたらしく・・・
林道脇の沢からは、左からはアクアの鈴・・・
右からは仲間(ちゅら)の鈴・・
道なき道の沢ですから、時々無線に入る声もかなり息が上がっており
相当きつそうでした。
しばらく、林道を登っていくと、
尾根から見る沢もどんどん深くなり
鈴の音さえも聞こえなくなってしまいました。
あとは、無線だけが頼りです。
無線から入る沢の情報から、相当過酷な様子。
二人は、大丈夫だろうか?
犬には、ケガは無いだろうか?
想像するに、かなり危険な場所のようです。
ただ、もし滑落したと想像するならば・・・
そこは、捜索箇所としては絶対外せない場所なのです。
日没も近くなり、頂上まで上がっていた警察・消防・捜索ボランティアの方々が次々と山を下ってきたので、救助犬も山を下りる事に・・・
しかし、Q太郎さんとアクアが登っていた沢から、林道にあがるには…
かなり危険との無線連絡。
しばらく私は林道で、Q太郎さんとアクアを待つことに!
ようやく、アクアの鈴の音が遠くから聞こえてきました。
二人の様子を確認するまでは、私も不安でした。
ようやく、上の林道からアクアの鈴の音!
「アクーーーっ」
アクアが、駆け寄ってきてくれました。
遅れるQ太郎さんを、アクアが心配して引き返し・・・
ようやくQ太郎さんんが・・・
見ると、被っていた帽子のつばからも落ちる汗。
しばらく、休んで下山しました。
明確な情報は、どの機関も得られていない!!
っということで、翌日(火曜日)も捜索に当たる事に!
翌日(火曜日)は、Q太郎さんは、仕事を休めず
私がアクアと現場に向かう事に!
ただ、正直不安でした。
普段私は、チェリーとの捜索で…
アクアとの呼吸が合うだろうかと・・・
いくつかの登山の登り口があるらしく、
鹿児島からは、一番メジャーな高千穂登山道からの捜索に私とアクア!
そして仲間のペア!で、捜索開始です。
あいにくの天候。
ガスがかかり一面真っ白!
視界悪いようでしたが、気温は低く…
風も、かなり吹いていたので条件的には悪くなかったでした。
しかし、想像以上に過酷な登り。
足場が悪く、ズルズルと滑るし…
石が転がってくるし…
でも、アクアを見てると吹上げてくる風に鼻をむけ・・・
火口付近に立ち、高鼻を使っており、アクアはちゃんと仕事はしていました。
ホント、見ていてとても頼もしいくらいに。。。
山頂近くでようやく仲間の無線も入るように・・・
山頂で、休憩をとることに・・・
アクアも、さすがに疲れていた様子。
普段横になるようなことのないアクアが、私に寄り添うように休むのです。
その姿は、とても愛おしいくなるほどでした。
しばらく休み再び捜索開始。
前日の捜索したほうの登山口に下ることに・・・
途中の沢や崖下にも、アクアは鼻をあげ捜索していました。
が、明確な反応と思われる箇所は、アクアの反応からは見受けられませんでした。
登山口には、沢山の警察・消防・自衛隊・捜索ボランティアの方々が、
仕事をそれぞれの仕事を終え、休まれていました。
この日も、残念ながら明確な反応がなかったことをお伝えし、
私達は、迎えの車両に乗り込み帰ることに・・・
職場で待っているQ太郎さんに、連絡!
連絡を待ってるほうも、辛かったようです。
警察署に戻り、所長に経過報告をして
仲間と分かれ家路に・・・
帰りの車中で、4日間連続で頑張ってくれたアクアを思うと
涙が溢れて止まりませんでした。
「アクア・・・ありがとう!頑張ったね!!」
そして、その晩から今日と・・・
アクアは、相当疲れてるようです。
ひとり元気なのは、ピリカです。(○´д`A)フキフキ
共に捜索にあたった仲間の救助犬たちも、
ケガを追いながらも、体には軽くダメージを受けながらも
懸命に頑張りました。
ホント…
頑張りました!!
ただ、とても辛い事ですが、登山者の捜索は昨日で、打ち切りになったようです。