旅…3日目 (2011.10.30) アクア編…長文です。(○´д`A)フキフキ
そもそも、北海道の旅の目的は…
今年も、北海道ボランティアドッグの会が主催する
原野捜索救助の試験にチャレンジするためだった。
この原野捜索の試験を受けるきっかけは、
2006年に、この原野捜索の試験を見学したのが最初!!
その時に、いつかこの原野捜索にチャレンジしたい!と思い、
2008年にアクアが、おいどんさんと1回目チャレンジ!!
しかし、その時は自分たちの捜索スタイルにこだわりすぎたことと…
あまりのエリアの広さに時間的な配分が、かみ合わず…あえなく時間切れ。
つづいて、2010年に私とピリカで…アクアのリベンジを果たそう!!っと臨んだものの
そう甘くはなかった。
とにかくハードなエリアと、まだ経験の浅かったピリカと私とのコンビには厳しかった。
そして今年…2011年は、アクアとピリカでエントリーしたのだった。
捜索では、制限時間3時間をまるまる使うことを見越して、
夏から私自身の体力作りをしていた。
朝6時半に訓練所を出発、原野に向かう。
この日の早朝、主催者であるY氏は、5時頃から原野に入り
熊よけの為にと、鉄砲や爆竹でクマを追い出していたのだ。
なにせ、この原野の近くにある牧場で、先月ヒグマが捕獲されたそうだ。オオーw(*゜o゜*)w
それにしてもクマにしてみれば、まだ夜も明けないうちから、ドンドンバンバンと脅されて、きわめて迷惑な話だよね。
会場である原野に到着後、
すぐにヘルパー役の学生がGPSを片手に、アシスタントの学生と原野に入っていった。
何せ、捜索エリアが約50ヘクタール(500m×1000m)広大なエリアで
しかも、人間の手が殆ど加えられていない原野。
ヘルパーは
何せ、犬が発見してくれるまで、指定された場所で、じっと待っていなければいけないのだ。
かなり、過酷だ。
しばらくして、エリアが決まった。
さて、我々はアクアとピリカどちらから先にスタートするか?作戦を練った。
アクアを、一番手で行こう!!
ガタガタと揺れる林道を車で走りエリアに到着!!
エリアの何処からスタートするかは、ハンドラー次第。
しかし、時間計測は、本部を出た時点から計測が行われていた。
車をおり準備をし、風をみる。
風はあまり強くないが、風向きは読めるほどには吹いていた。
≪林道からだ!!≫ということは、エリアの風上にいるってことだ。
と、なると自分たちの捜索スタイルから言えば、風下に回りたい。
『エリアのエンドまで行きたい。』
アシスタントの学生に告げた。
今回、アクアのアシスタントについてくれた学生は
私が伝えることを、とてもよく理解してくれ、GPS上の地図の見方もうまい!!
この子なら、ルート取りは任せられると思った。
いよいよ、スタート!!
アクアは、水を得た魚?いや、ラブラドール…!!
…のようにイキイキしている、意欲も充分過ぎるほどある。
イイ感じだ。
最近のアクアは、捜索レンジが広がり、仕事に自信と余裕があるように感じていた。
ただ…時々、地面のニオイに気を取られる感もあり、横着さも出ているのは確か。
食べれるモノがないかと探してしまう。(;`O´)o コラーッ!!
いざ原野に突入すると、やはり風は一様ではなかった。
ただ、そうメチャクチャに、風が回っているワケではなかったので
予定していたルートで進むことにした。
胸の高さほどの倒木もあり、背の高さよりも高い藪をかきわけ…
トゲの群衆の中で、トゲに刺されながらも
それでも、前に前にと進む。
エリアのエンドに着いた。
そして、次はエリアのエンドに対して平行に進む。
風向きに対して、ほぼ直角に。
スタートしたエリアの反対側の境界線近くに着いた。
そして、これからがどう進むか?
アクアの捜索レンジを考え、次への方向をアシスタントに指示をした。
しばらく進めていく途中で、アシスタントが私の後方から
「スミマセン。やや、中央よりに来てしまいました。」
少し、休憩をして…GPSを見る。
アクアの捜索レンジと風の強さから考えると、若干、エリアの空きが広くなりすぎた。
しかし、今回は自分の中ですぐに切り替えられた。
『じゃぁ、次はこの空いているエリアに進みたいので、方向を指示してください』
最初に計画したルートとは、若干変わってしまったが…
空いてしまったエリア方向に進むことに。
少し休憩をとり…アクアに水分補給。
エリアエンドにほぼ平行に歩いてきた軌跡にたいして、アクアの捜索レンジを考え進めることに…
しばらく歩いたら、アクアがふーっと、やや膨らみながら反応を見せた。
もしや!!!!!
すると、
WON WON WON ♪
発見だ!!
シッポを、ブンブン振っているアクアのもとに駆け寄ると、
そこには、カモフラージュのネットを頭から被っていたヘルパーの学生が…。
アクア…やったね!!!!!
アクアは、私からご褒美ボールを貰う。
嬉しそうに、自慢げにそのボールをくわえていた。
経過時間は、本部をスタートしてから約1時間10分ほど。
3時間まるまる原野を歩くことを覚悟していたので…
自分たちが、予想していた時間を超える早い時間での発見となったのだ。
ありがとう…アクア。
とにかく…ホッとした。
本部に発見の連絡を入れる。
ヘルパーもホッとしていた。
しかし、
残念なことにヘルパーは、
このあともう1組のヘルパーとして、その場所に残留することを本部から指示された。
原野の中で、じっと寝ていると相当寒かったらしく…
本部からの指示で、ヘルパーを倒木の近くに移動させた。
ヘルパーを残して、我々はスタート地点に戻ることに…
帰り道は、足取りも軽かった。
しかし、次はピリカの番だ!!
そうも、余裕なんて見せられないのだ。
GPSを頼りに、車まで辿り着いた。
頑張ったネ…アクア。アクアは余裕を見せていた。
GPSを見ながら進めてくれたアシスタントの子…ホントにありがとっ♪
そしてそして、
風を読んでくれたり、ルートの変更などの的確にアドバイスしてくれた…おいどんさん。
お陰で、アクアも2008年のリベンジ出来ました。
そして原野捜索は、次のピリカにバトンタッチされたのだ。
まだまだ続く…(^^ゞ
頑張ったアクアに…
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次は、ピリカの番です。
まだまだ続く…(-`ω´-;Aフキフキ