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(画像:HP「熟年 旅の達人」の管理人:ろんぽう(Ronpo)さん撮影)
「ただ おたがい おなじ国に生きる人間として 素直に心と心を寄せあい 手と手を握りあって
この国の 繁栄と平和と幸福とを ひとすじに探し求めることができないだろうか」
こう願ったのは、日本人・松下幸之助氏である。しかしながら、当の日本はその願いに近づくどころか、遠のいてしまっていると感じるのは私だけだろうか。大人社会の過酷な競争を眺める中学生の口から「負け組には絶対にならない!」(NHK教育TV「真剣10代しゃべり場」より)と聞くのは、とても心が痛い。
1970年代、世界の工業先進国が公害問題に苦しんでいる最中、同じアジアに国民の幸福を優先した小さな国があった。
「経済成長自体が国家の目標であってはならない。目標はただ一つ、国民の幸せに尽きる。富の増加が幸福に直接つながると考えるのは間違いである。国民総生産GNPではなく国民総幸福量GNH(=Gross National Happiness)の向上を目指す。」1972年弱冠16歳で即位した第四代ブータン国王は、国内各地を見て回り、こう言ったそうだ。難民問題等あるにせよ、今見てもそのコンセプトは素晴らしい。いや30年経った今だからこそ、バランス感覚を失った私達には眩く輝いているのかもしれない。
幸福の定義は人それぞれとは言え、理想と現実のギャップが少ないほど幸福と言える。ビジョンを決めてそこに向かう。ナチュラル・ステップが提唱するように
『fore-castingからback-castingへ。』
環境分野では極めて基礎的なことが、産業レベル・国レベルではできていない。10月に出席した朝日・フォーチューン合同フォーラム『日本再生の鍵』に登場した日本経済界のトップの発言には、fore-castingから脱却できない姿に大いに失望した。工業という視点から見た「先進国」「発展途上国」という分類は、既に色褪せている。先見の明のあるブータンこそ、「先進国」と呼ぶに相応しくないだろうか。2005年6月には、GNHに関心を寄せるカナダにて、GNHに関する第二回目の国際会議が開催される。
★New!★ GNH研究所
★New!★ 素敵な宇宙船地球号「ブータンの熱血先生物語」
素敵な宇宙船地球号「夢の王国ブータン」
慶長寿彰氏(世銀)によるblog「WASHINGTON通信」ブータン特集記事(温もりあるブータンが伝わってきます)
松下政経塾 第17期生 大串正樹氏のレポート「ドゥック・ユル~前編~」
松下政経塾 第17期生 大串正樹氏のレポート「ドゥック・ユル~後編~」
松下政経塾 第17期生 大串正樹氏のレポート「ドゥック・ユル~実録~」
松下政経塾 第17期生 大串正樹氏のレポート「ブータン:龍王の選択」
週刊ポスト「2000年の目撃者」より建築家・谷本周也氏レポート「ブータンから日本人へ」
志ネットワーク 青年塾 主宰:上甲晃氏 より
ODA政府開発援助ホームページより:ブータン
外務省HP:ブータン農業に改革を~ダショー西岡がブータンに残したもの
「日本/国連機関発ブータン経由国際協調への新しい風」UNDPブータン 寺田 美紀氏
禁煙国家ブータンに向けて 2003/12/21 日本経済新聞 朝刊
禁煙国家ブータンの誕生 2004/11/17 朝日新聞 朝刊
隣国に非難するブータン難民問題
アジア経済研究所JRP No.132「ブータンの近隣諸国に対する経済・政策レポート」(英語)
Karma Ura氏 「ブータンにおける地方分権プロセス」資料(英語)
KARMA URA & KARMA GALAY編 「GNHと開発」調査レポート(英語)
The first major international seminar:Operationalising Bhutan Gross National Happiness-February 21, 2004
セミナーレポートとGross International Happiness Networkの提唱(英語)
ブータン総理大臣インタビュー Q&A(英語)
2005年6月カナダで開催されるGNHの会議によせて(英語)
カナダでの同国際会議の内容とスケジュール
同会議を主催する非営利の研究機関GPI Atlantic
GPI Atlantic が行ってきた豊かさの指標 Community GPI に関する報告書など(英語)
窒素ラヂカルさんの『正論・暴論』より「経済のメガトレンド」について
「ただ おたがい おなじ国に生きる人間として 素直に心と心を寄せあい 手と手を握りあって
この国の 繁栄と平和と幸福とを ひとすじに探し求めることができないだろうか」
こう願ったのは、日本人・松下幸之助氏である。しかしながら、当の日本はその願いに近づくどころか、遠のいてしまっていると感じるのは私だけだろうか。大人社会の過酷な競争を眺める中学生の口から「負け組には絶対にならない!」(NHK教育TV「真剣10代しゃべり場」より)と聞くのは、とても心が痛い。
1970年代、世界の工業先進国が公害問題に苦しんでいる最中、同じアジアに国民の幸福を優先した小さな国があった。
「経済成長自体が国家の目標であってはならない。目標はただ一つ、国民の幸せに尽きる。富の増加が幸福に直接つながると考えるのは間違いである。国民総生産GNPではなく国民総幸福量GNH(=Gross National Happiness)の向上を目指す。」1972年弱冠16歳で即位した第四代ブータン国王は、国内各地を見て回り、こう言ったそうだ。難民問題等あるにせよ、今見てもそのコンセプトは素晴らしい。いや30年経った今だからこそ、バランス感覚を失った私達には眩く輝いているのかもしれない。
幸福の定義は人それぞれとは言え、理想と現実のギャップが少ないほど幸福と言える。ビジョンを決めてそこに向かう。ナチュラル・ステップが提唱するように
『fore-castingからback-castingへ。』
環境分野では極めて基礎的なことが、産業レベル・国レベルではできていない。10月に出席した朝日・フォーチューン合同フォーラム『日本再生の鍵』に登場した日本経済界のトップの発言には、fore-castingから脱却できない姿に大いに失望した。工業という視点から見た「先進国」「発展途上国」という分類は、既に色褪せている。先見の明のあるブータンこそ、「先進国」と呼ぶに相応しくないだろうか。2005年6月には、GNHに関心を寄せるカナダにて、GNHに関する第二回目の国際会議が開催される。
★New!★ GNH研究所
★New!★ 素敵な宇宙船地球号「ブータンの熱血先生物語」
素敵な宇宙船地球号「夢の王国ブータン」
慶長寿彰氏(世銀)によるblog「WASHINGTON通信」ブータン特集記事(温もりあるブータンが伝わってきます)
松下政経塾 第17期生 大串正樹氏のレポート「ドゥック・ユル~前編~」
松下政経塾 第17期生 大串正樹氏のレポート「ドゥック・ユル~後編~」
松下政経塾 第17期生 大串正樹氏のレポート「ドゥック・ユル~実録~」
松下政経塾 第17期生 大串正樹氏のレポート「ブータン:龍王の選択」
週刊ポスト「2000年の目撃者」より建築家・谷本周也氏レポート「ブータンから日本人へ」
志ネットワーク 青年塾 主宰:上甲晃氏 より
ODA政府開発援助ホームページより:ブータン
外務省HP:ブータン農業に改革を~ダショー西岡がブータンに残したもの
「日本/国連機関発ブータン経由国際協調への新しい風」UNDPブータン 寺田 美紀氏
禁煙国家ブータンに向けて 2003/12/21 日本経済新聞 朝刊
禁煙国家ブータンの誕生 2004/11/17 朝日新聞 朝刊
隣国に非難するブータン難民問題
アジア経済研究所JRP No.132「ブータンの近隣諸国に対する経済・政策レポート」(英語)
Karma Ura氏 「ブータンにおける地方分権プロセス」資料(英語)
KARMA URA & KARMA GALAY編 「GNHと開発」調査レポート(英語)
The first major international seminar:Operationalising Bhutan Gross National Happiness-February 21, 2004
セミナーレポートとGross International Happiness Networkの提唱(英語)
ブータン総理大臣インタビュー Q&A(英語)
2005年6月カナダで開催されるGNHの会議によせて(英語)
カナダでの同国際会議の内容とスケジュール
同会議を主催する非営利の研究機関GPI Atlantic
GPI Atlantic が行ってきた豊かさの指標 Community GPI に関する報告書など(英語)
窒素ラヂカルさんの『正論・暴論』より「経済のメガトレンド」について
この国の 繁栄と平和と幸福とを ひとすじに探し求めることができないだろうか」
感動を覚えます。
持てる者は持たざる者を助けなくてはいけないと思います。
ただ、ある人が言っていました。
現在の二極化が進む日本で、階級はあったほうが人は燃える。
しかし、下の階級の生活が貧し過ぎるのは良くない。
と。
なるほどと思いました。
しかし、現状の日本では、このままでは弱者に対して厳しい世の中になるような気がします。
そう言った人々を助けなくては治安は悪くなる一方です。
国が動かぬなら、民が動かなくては国は悪くなります。
国は公民と民がお互い協力し合ってこそ発展するものと思っています。
私は今後公民となるものですが、民としても活動できたら素敵です。
http://www.tabisora.com/index.html
写真に添えられた本当の豊かさを問い掛けるエッセイも素晴らしい!
http://www.keicho.com/
過去の日記をざっと読ませていただきました。
いくつもの箇所で自分の思いが、ぶわっと広がりました。
今はそんないい方でしか表現できませんが、
自分のしていることを頑張りたい気持ちでいっぱいです。
ありがとうございます。
またゆっくりお話したいですね。
国王定年制、森保全も規定 ブータン初の成文憲法案
ヒマラヤ山麓(さんろく)の王国ブータンの憲法起草委員会がこのほど、同国で初めてとなる成文憲法案を発表した。立憲君主制を明記し、国王の在位を65歳までとする「定年制」や、環境保全のために国土の6割は森林として残すことなどを規定している。
ブータンは1907年に現王朝が支配を確立、絶対王制を敷いた。現在のワンチュク国王(49)が、議会に国王権限を一部委譲するなど改革を進めてきた。成文憲法はなく、国王の指示で、01年から司法、宗教、産業界などの代表で組織する起草委員会が草案づくりを進めていた。
第1章で主権在民をうたい、政体は民主的な立憲君主制と明記した。
国王が即位できるのは21歳からで、65歳で退位するとしている。男性の後継者がいない場合は女王も認めている。国王が憲法に背く行いをした時は、議会の4分の3、国民投票の過半数の支持で国王の「解任」もできる。
「環境」に関する独立した章(第5章)を設け、「政府は、国家の天然資源を守り、脆弱(ぜいじゃく)な山岳生態系の悪化を防ぐため、国土の最低60%が森林に覆われていることを保証する」と規定。環境保護法制も「予防原則」に基づいたものにするとしている。
予防原則は環境への悪影響が科学的に十分証明されていなくても、予防的に化学物質の使用を制限したり、開発行為をやめたりするという考え方で、先進国でも採り入れている国は少ない。
政府はこの憲法草案を全国民に配布し、じっくり読んでもらったうえで、今年末に議会で制定の可否を決める予定だ。国王は、議会で可決されれば、憲法の成立を認めるとしている。
ブータンは人口約234万人(国連推計)の仏教国。昨年、世界で初めて国として全面禁煙を実施して話題になった。
でも、うらやましい気がするわ。