まちづくりはFeel-Do Work!考えるより感じよう、みずから動き、汗をかこう!(旧“まちづくり”便利帳)

まちづくりの支援者から当事者へ。立ち位置の変化に応じて、実践で培った学びの記録。もう一人の自分へのメッセージ。

戦争で生き残った人々の想い

2005-10-23 23:00:00 | 心を捉えた言葉たち

(映画の舞台ともなった横須賀の風景)

村田「こっから見る景色も 随分変わっちまったな」
伊藤「変わらねえのは おれたちだけか」
木島「何言ってんだ
   おれたちが一番 変わっちまったんじゃねえか
   お互い こんなに シワだらけになって」



伊藤「でもな 正直言って
   この歳まで生きられると思っていなかったからな
   こうしていると 何もかも 夢みたいな気になるよ」
村田「お前ら 今でも戦地の夢を見ることがあるか?
   おれな 最近また 時々見るようになったんだ
   あの洞穴 覚えてんだろ
   暗い穴の中から 真っ青な空が見えててな
   目が覚めても まだ土の湿った匂いがすることがある

   今の世の中見てると フッと思うんだ
   こんな世の中にするために
   おれたちはあんな思いまでして戦ったのかって」
伊藤「“死んで護国の鬼となれ”か」



--篠崎誠監督の映画「忘れられぬ人々」のシーンより
映画予告編はこちらから↓
http://www.bitters.co.jp/wasure/mv.html
忘れられぬ人々

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SlowTrainより篠崎誠監督のインタビュー記事
http://channel.slowtrain.org/interview/talk_018/
篠崎誠監督のプロフィールとご本人も登場するBBS
http://www.bitters.co.jp/shinozaki/index.html

「日本にとっての戦争とは一体何だったのか?」
この映画のエピソードとして登場するのは、太平洋戦争最後の玉砕地パラオのペリュリュー島。
伊藤役を演じた故青木富夫さんは、実際にパラオでの戦争経験があり、木島役の故三橋達也さんは、シベリアの抑留経験を持つ。出演者の台詞一つ一つが、映画というフィクションを超えたメッセージとなって、胸を打たれる。
映画の終盤、青木富夫さんが悪徳企業幹部に向けて放つ台詞、「お前ら恥ずかしくないのか」の言葉に、スクリーンを眺めていた私は、自分自身が言われている気がして、本当に恥ずかしく思った。その恥の思いは、私の活動の大きな原動力になっている。よりよき社会の実現に身を粉にした人々が、「こんな世の中」と嘆かないで済むような、そんな社会を創りたい。

以下に、戦地パラオを慰問した方の話などを紹介します。
是非ご覧下さい。

「父親を偲ぶパラオ鎮魂の旅①」
http://www.yorozubp.com/0206/020624.htm
「父親を偲ぶパラオ鎮魂の旅②」
http://www.yorozubp.com/0207/020719.htm
born2be さんのblog「咆月狼日乗」には、パラオでのエピソードをまとめられています。
http://blogs.yahoo.co.jp/born2be/4620786.html
パラオ政府観光局
http://www.palau.or.jp/map/index.html
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