Chiakiの徒然日記

外国文学

なんとなく「若草物語」を読み返したくなって、角川文庫の「若草物語」上下巻を読んだ。
下巻はいつだったかに紛失してしまい、数年前に新しく買いなおしたもの。
上巻は私がまだ小学生の高学年ぐらいのときに買ってもらったもの。
だから、昭和の時代に買ったようだ。

共に、かつて放送されていた「世界名作劇場」のアニメの絵が扉のページに書かれている。
この角川文庫版の「若草物語」が原作となって、アニメ化されたのは知っていた。

基本的には原作に忠実なのだが、アニメ化するに当たって不向きな個所、
また、子どもには難しすぎる場面など、いくつか削ってある部分もある。
逆に、1年間持たせるために、原作にはないエピソードが付けくわえられていたりもする。

それはそれで構わないと思っている。

「若草物語」に関しては、特にアニメに対して不満はない。

だが、「小公女」はちょっと不満がある。
原作では、セーラはミンチン先生のことを最後まで許さないのに、アニメでは許しているのだ。
この「許す、許さない」は物語の結論を大きく変えていると思う。
とっくに著作権等の問題はないのだろうけど、原作者に対して失礼ではないだろうか。

「80日間世界一周」は、私は本でしか知らない。
母は映画でしか知らない。
だから、私と母で結末部分が食い違っている。
私の記憶違いもあるかもしれないが、とても印象的な結末だったので、母の言う結末だったらきっとがっかりしたと思う。

いくつか作品を挙げて書いてきたが、私は一時期、本当に外国文学しか読んでいなかった。
日本文学は私にはちょっと難しかったし(年齢的にも)、アニメであらすじを知っていたから読みやすかったというのもある。
あと、こういった文学作品だったら、親からも買ってもらいやすかったというのもある。
(当時の小遣いゼロ)

子ども向けの簡易な本から始まって、ほぼ原作通りと思われる、扉のイラストや図解イラスト以外の挿絵ゼロの本まで
いくつも同じ本を読んだこともあり、呆れられたこともある(笑)

面白いことに、子どもの頃読んだ時の感じ方と、今読んだ時の感じ方が全く違う場面がいくつもある。
当然と言えば当然なのだろうが、なかなか楽しい。
他の外国文学は全て処分してしまったので、またどこかで手に入れようかな。

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