Chiakiの徒然日記

「光る君へ」

始まる前はどうなることかと思ったが、思っていた以上に素晴らしい作品だった。
合戦シーンがほぼないという、私の中では斬新なテーマ。
X上で、回ごとに「このシーンは、ここに記録がある」とか解説してくれる人が何人かいて、それをフォローしていたので視聴後の楽しみとなっていた。

道長とまひろ(藤式部=紫式部)との恋愛も楽しかったけど、ドロドロの権力闘争、互いの腹の探り合い等も面白かった。

このドラマのおかげで、この時代の藤原さんたちは名前を見るたびに役者さんたちの顔でインプットされた。
前にも「北条時宗」で同じことが起きたので、同じ時代を描く作品が現われない限り、道長は柄本佑さんだし、紫式部は吉高由里子さんだし、藤原実資は秋山竜次さんでイメージされることだろう。

1話は子役だったので、2話以降ということになるが、吉高由里子さんと柄本佑さんの好演には喝采を送りたい。
そして、子どもが大人になり、当時の価値観なら「老人」と呼ばれる年代になっても、生きている人々(というと語弊があるが)が沢山いたことにも驚かされた。
出ない回もあったとはいえ、最後まで生き残っていた従者の乙丸、百舌彦、いと、藤原為時、藤原実資、このあたりの人たちの存在感は素晴らしかった。

テレビから離れたところでは「F4 」と呼ばれていた、藤原道長、公任、斉信、行成の関係性が微妙に変化しつつも大元のところでは変わらないというところも好きだった。

藤原道長の有名な歌「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば 」も、近年の色々な解釈が披露されて「おお…」と思ったものだ。
この作品の道長にだけ焦点を当てれば「今夜は楽しいなぁ」という解釈がしっくり来るような印象だった。

この作品のラスト、武士たちの台頭を予感させるものになっていたのは流石としか言いようがない。
ここから「平清盛」の時代に繋がっていくのだな、と漠然と思わされた。
一年間、雅な世界にいられたのも楽しかったな。
来年の大河がどんなものになるのか、そちらも楽しみにしておこう。
3週後に始まるその日までにリセットしておこう。

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