Chiakiの徒然日記

コンビニでバイトしていたときのこと

まだ20世紀の頃のお話(笑)
パートのおばちゃんと、2人で店に出ていたとき、1人の男性客が入ってきた。
そして
「マイルドセブンちょうだい」
と言った。
私はすぐにマイルドセブンを取り出して、
「こちらでよろしいですか?」
と訊ねた。
「いや、それじゃない」
とお客様。この辺りまではよくあるやり取りなので、すぐにライトやスーパーライトも取り出して
「こちらでしょうか?」
と訊ねた。
そうしたらそれも違うと。
戸惑いながらも、また別の、あまり売れない棚にあるマイルドセブンシリーズを次々に出してみた。
それでもまだ違う、と。
「店内にあるのはこれだけですが…」
と言うと、怒ったようにそのお客は出て行った。
そして、自販機で目的の「マイルドセブン」を買うと、店内に戻ってきた。
「おい、姉ちゃん。これが『マイルドセブン』!!」と
そのタバコをカウンターに叩き付けた。
パッケージを見ると、見たこともないデザイン。
たしかにマイルドセブンではあったが…。
(自販機はオーナー一家が管理しており、バイトもパートもノータッチだった)
でも、お客様。常連でもない限り「マイルドセブン」とだけ言って、
そのタバコが手に入る可能性は限りなくゼロに近いですよ。

そのお客が帰った後、パートのおばちゃんと
「あんなのがあるなんて知らなかった…」
とため息をついた。
喫煙者にとって自分が愛飲しているタバコが唯一無二なのは理解するけど、
珍しい種類のタバコを知らないからって、あまり怒鳴らないでくださいませ。
ちなみに、バイト仲間に聞いたところ、誰一人として知りませんでした。

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