Chiakiの徒然日記

父の会社の社長

どういう話の流れだったのか忘れたが、母と話していて父の会社の社長の話題になった。
父の通夜の席に参列していただいたのだが、私たち遺族は全然知らなかった。
というのも、本来最前列に来ていただくのが筋なのだろうが、社長はさりげなく後方の席にいらっしゃったのだ。
あとで社員の方から聞いてびっくりした。
おそらく、通夜が始まる直前にこっそりやって来たのだろうというのが、私たちの想像。

後日、通夜への参列のお礼等に会社へ行った。
たまたま社長はどこかへ行くところで、廊下でご挨拶となったのだが、
私たちがエレベーターで降りていくまで、ずっとエレベーターの前で深々と頭をさげていらっしゃった。

小説などでは他の参列者を蹴散らしてでも最前列に座ろうとする社長とか、
自分が何でも一番でなきゃ気が済まない社長がうようよしているので、
何だか意外な気がしたが、一番上に立つ人は、本当はこういう気配りができる人でなきゃいけないんだな、と思った。

何でも、社長は社長になるべくしてなった人で、そういう教育を受けているのだとか。
なるほど~と思うのと同時に、なかなか出来ないことだよなぁとも思う。

素晴らしい社長。この人の元でもう少し働きたかっただろうな、うちの父は。
残念だなぁ…。

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