「先生はコート着てるのに…」校則で着用を制限するワケ
私が中学を卒業して15年。
まだ防寒具が禁止されているとは。
高校に入って指定されたボックスコートやマフラーが解禁されたときは、感動した。
中学のとき、私は自転車通学だったので、手袋はOKだった。
手がかじかんで自転車の操作がおろそかになるのは困るからという理由だったと思う。
徒歩・バス通学の人たちは手袋も禁止。
男子はまだ学ランの下にトレーナーを着込めたからいいけど、女子はブレザーの下に着込めるものなんてたかが知れている。
深いVネックの薄いセーターでないと、ブレザーから見えてしまうので禁止の対象になる。
ちょこっとくらいだったらお目こぼしはあったけど、Vネック以外は完全禁止。
色も、黒、紺。グレーは微妙なところ。
男子のトレーナーは真っ赤でもOKだったのにね。
見えるか見えないかの違いで、こうも変わるのかと呆れていたものだ。
うちの中学でコート着用が禁止されていた理由なんて、多分誰も答えられないと思う。
私だって知らないもん。
一度だけボックスコートを解禁しようかというアンケートがあったが、反対多数(といっても、52%:48%のような僅差)で見送られた。
その理由だけは聞いて唖然とした。
「ダサいから」
いやいや、ダサいから着たくなければ着なきゃいいじゃん。
着たい人だけ着させてよ~!
コートとか着たくない人は着なくていい。
防寒したい人はしっかり防寒させて欲しい。
通学時間帯で氷点下でも防寒具なしというのは、さすがにキツイですよ…。