一向に紅葉しない近畿圏に嫌気がさした.....ってわけじゃないけど、今回はひとっ飛び!紅葉真っ盛りの予感漂う 富士山を目指して走る。
山梨まで行くには ちょっと遅いかと思われる、朝7時に出発。
なにげに交通量が多い高速道路。
さすが、ナショナル・カルチャー・デー(文化の日)ですな。(意味不明)
岡崎あたりでは7キロほどの渋滞に巻き込まれて、こんなことは やりたくないけど、やむなく車の間を縫っての走行。
その渋滞が終わると 対向車線で事故が。見るとバイク&ライダー...。
この映像を先に見てたなら すり抜けはしてなかっただろうな。
あぁ、もっと気をひきしめて走行しなくては と心に刻む瞬間だった。
そうこうしてるうち、浜名湖SA。
イベント盛りだくさんで、「富士宮やきそば」や「静岡おでん」の屋台があったが、あたし達には「浜名湖=うなぎ」の図式が刷り込まれているので、焼きたて&脂グッジョブ!のうなぎ弁当を食す。
そして、その浜名湖以東はあたしは初走行。
初めての道ってなんだかワクワクしますねぃ。
焼津あたりからもう富士山が見える♪(あたしは鰹のマークに気をとられて 気づいてなかったが。。。)
富士川SAで停まると 大きな富士山が「いらっしゃ~い」と言ってくれてるようだった。
来た甲斐あったよ。「もう帰ってもいいよなぁ。」って気になる。そりゃ、もったいないって?
富士山に見守られての走行を続け 御殿場ICで降りる。
は 富士山に向かってまっすぐ延びる道。
正面に見えるはずなんだけど...雲がお山全体を隠してるぅ~~~!
信じられない、ここまで来て 見られないの??
さっきはもう 帰ってもいいって思ってたくせに、欲が出てくるもんですな。
半泣きしながら進んで行っても 相変わらず。。。
ええい!5合目展望台までゆくぞと ブナの紅葉の真っただ中をガツーンと走ってたら、曲がり忘れ。
気づくと「水ヶ塚PA」えらい戻ってますよ?
しかし、PAでは雲もなくなり、それはそれは美しい富士山があたし達を見下ろしてた。
この角度から見る富士山は 雄々しい。
完全なるお上りさん状態で、写真を撮りまくる。
人&富士山よりバイク&富士山を撮ってる方が多いとは、バイクばかっぷり全開。
もうたっぷりと富士山のお姿も堪能したし、また 明日も拝見できることを信じて宿に向かう。
山中湖は渋滞するはずだし、どうしても寄りたいところでもないので、『東富士五湖道路』を利用。
山中湖ICをすぎたあたりから 左手に感動の映像が飛び込んできた。
富士山は残念ながら雲の中だったんだけど、裾野に広がるススキの野原の美しいこと。
日の光にキラキラしていて この世じゃないもののよう。
有料道路上なので バイクを停めてシャッターを切るわけにもいかず、心のシャッターを 思う存分切りまくり。
この有料道路 1,000円以上もするから なんかもったいないなぁって思ってたんだけど、なんのなんの、いいもの見させてもらいました。
渋滞(決めつけてる)も回避できて かなりお得感満載ですよ。
感動のまま 富士吉田ICを降り 目指す『吉田のうどん』!!
このために おやつも我慢してきたってもの。
ところが、探せども探せども 走れども走れども お店が見つからない。
同じところを何度も行ったり来たり。(帰宅後 地図を調べても お店の前を通過してるんだけど?)
「もう、あきらめた!宿に入る。宿の地図確認。」
とバイクを路肩に停め、地図を見て再び出発しようとしたのだが...
「どうしよ~、セル回らへん」
ウンともスンとも言わない代わりに 怪しげなマークを表示をしてる F800S。
茫然自失。。。
アクシデント発生。モトラッド連絡!イモビライザーの受信部の故障のようです!
レッカー要請!待機!
気温はグングン下がってくるし、だんだん暗くなってくるし、おうどん食べられなかったし、気分も急降下。はぁぁぁ。。。
レッカーは思いのほか早く到着して、F800Sのみ 山梨のバイク屋さんへ旅立ってゆきましたよ。嗚呼、一人旅
。
悲しくF800Sを見送り、荷物を全部Z750Sに乗せ、宿へとタンデムでむかったのだった。
1泊2日の宿泊だから、荷物が少なくって良かったよ。
キャンプツーだったら、えらいこっちゃ。タンデムできませんがな。
それでも宿には ちゃんと夕食の時間に間に合って 波瀾万丈の1日が終了。
朝6時に目覚めたあたしは、一人 朝風呂に行くことにした。
そのお風呂場で見たものは、息をのむような富士山の姿!露天風呂ではなかったけど、真っ正面に富士を見て 朝風呂に入るなんてのは、至高の贅沢ではかろうか。
お風呂から上がると、まだ寝ている竜生に教えてあげたくてウズウズ。。。
ようやっと、目を覚ました竜生と部屋から見る 朝焼けの富士山。
しゃーわせじゃぁ。
食事前には 宿の裏庭に出て、人目をはばからずに 紅葉と富士、バイクばかな夫婦と富士とを写真に収めまくる。
絶景の宿だ。公共の宿?宿泊代が格安で食事も特筆するものはなかったけど、あの料金じゃ、景色代にもならんやろうに...などと、宿の経営に口を出してみたくなったりするほどの お得さ。
チェックアウトを済ませると タンデム行動開始。
最初は緊張して乗ってた パッセンジャーシートも、慣れてくると なかなかいいもんだ。
楽チンだし、眺めがいいし、キョロキョロと景色は堪能できるし。
これはツアラーなバイクだと いつでも「後ろに乗る!」って言ってしまうかも?(いや、言わないか)
河口湖~西湖の湖北を走るルートで(逆光ながら)湖と富士山という 絵のような風景を楽しむ。
紅葉も盛りで 青木ヶ原の樹海は、ブナや桜の黄金色と ドウダンツツジやモミヂの赤色が そりゃー美しかった。
そうして、富士山とさよならして 甲府南ICから中央道で一路 大阪へ。
........と思いきや、伊北ICで降りてますよ?
『まつくぼ』のソースカツ丼を食べるために わざわざ途中下車というわけ。
まったくもって 自己紹介欄に長所?として書けるほどの 食への貪欲さ。
だって、昨年食べ損ねたので ぜひとも行きたかったのだから~。
ちょっと記憶がいい加減だったもので、道を逆行して小一時間のタイムロスをしたが、無事食べることができた。
厚み3センチはくだらない この柔らかカツ。たまりません。
わざわざの甲斐がありましたねぇ。
満腹になった後は 睡魔との格闘を繰り広げつつ 自宅に到着。
アクシデントがあって、1台だけの帰還になったが、無事に帰れてよかった、よかった。
それに、1日だけでも念願の富士山を見てバイクを運転することができたから 文句なし。
高速から見た 八ヶ岳の紅葉も言葉に表せないくらい 素晴しかったし。
いい目の保養になりました。美しい日本バンザイ!
総走行距離:約920キロ(Z750S)