![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/4e/03/f0de7c343853c4468d47969bade02686_s.jpg)
TVから聞こえてくる。唄っているのは、1967(昭和42)年~1969(昭和49)年代、大流行したGSの超人気グループのポーカルだった男性。ステージを走りまわっていた男性である。
高度経済成長期の担い手となったベビーブーマーの人達は「団塊の世代」と呼ばれ地方から都会へ集まり、大阪万博、海外旅行、GS、目新しい外国文化と彼と一緒に高度成長期を走っていた。
平成、令和と時代が移り、団塊の世代も70歳代となった。
日本人の平均寿命まであと何年と指を折り数えられる歳になって、自分の最期の時を思う。
自分の葬儀は….。祖父母や父母もすでに他界して田舎とも疎遠になっている。
お寺との関係も分からない。
そのときは、葬儀社に頼むのか….。
僧侶を探し、良い戒名をつけ、式場を華麗に花で飾り、場合によっては都会に近い霊園公園まで紹介してくれる。
そのためには、いくらお金が必要?
♪まかせて安心・・・ お世話になりました~♪ なんでも相談・・・♪
優しくゆっくりと彼の唄声が聞こえてくる。
必ず来る最期の時
●●宗派の教えも檀家の意味も理解していない形式だけの葬儀を行うのか、
慣習にとらわれない自分なりの葬儀で縁のあった仲間達と思い出を作りたいのか。
自分なりの締めくくりが許される文化が生まれてきたのではないか。
♪まかせて安心・・・ お世話になりました~♪ なんでも相談・・・♪
彼の唄声が聞こえる。
昭和時代、存命の祖母がこのCMが流れたら、
『縁起でもない。テレビ消して!』と怒っただろう。