□本日落語二席。
◆入船亭扇遊「鰍沢」(TBSチャンネル『落語研究会』)。
東京日本橋公会堂(日本橋劇場)、令和6(2024)年2月29日(第668回「TBS落語研究会」)。
入船亭の重鎮として、重厚な高座を務めるたたずまいの扇遊だが、あくまでもテレビ・ラジオといったメディアに登場する際の演目でだが、「天狗裁き」「試し酒」「青菜」などといった、わりと輕いものを聴くことが多い。したがって、今回の「鰍沢」を扇遊で聴くのは初めてである。
過去には、「芝浜」「牡丹燈籠」といった大ネタを聴いたことももちろんあるのだが、さて、扇遊自身はどちらを得意としているのだろう。もっともあらためて問えば、どちらでもないという答えが返ってきそうな気もするが。
◆入船亭扇遊「鰍沢」(TBSチャンネル『落語研究会』)。
東京日本橋公会堂(日本橋劇場)、令和6(2024)年2月29日(第668回「TBS落語研究会」)。
入船亭の重鎮として、重厚な高座を務めるたたずまいの扇遊だが、あくまでもテレビ・ラジオといったメディアに登場する際の演目でだが、「天狗裁き」「試し酒」「青菜」などといった、わりと輕いものを聴くことが多い。したがって、今回の「鰍沢」を扇遊で聴くのは初めてである。
過去には、「芝浜」「牡丹燈籠」といった大ネタを聴いたことももちろんあるのだが、さて、扇遊自身はどちらを得意としているのだろう。もっともあらためて問えば、どちらでもないという答えが返ってきそうな気もするが。
こういったあたり、もし東京に住んでいたなら、扇遊の多彩な高座に接することができるのにと思うと、ちょっともどかしい。
「鰍沢」は、長らく三遊亭圓朝作の三代噺と言われていたこともあるが、「芝浜」と同様に、今ではそれが否定されているようで、岩波書店『円朝全集』にも、参考として四代目橘家圓喬の速記を載せているのみである。解題によると、もとは河竹黙阿弥作であるらしいと知る。
◆三遊亭王楽「試し酒」(NHKラジオ第一『真打ち競演』)。
広島県安芸太田町戸河内あれあいセンターメイプルホール、令和6(2024)12月6日収録※安芸太田町合併20周年記念。
「鰍沢」は、長らく三遊亭圓朝作の三代噺と言われていたこともあるが、「芝浜」と同様に、今ではそれが否定されているようで、岩波書店『円朝全集』にも、参考として四代目橘家圓喬の速記を載せているのみである。解題によると、もとは河竹黙阿弥作であるらしいと知る。
◆三遊亭王楽「試し酒」(NHKラジオ第一『真打ち競演』)。
広島県安芸太田町戸河内あれあいセンターメイプルホール、令和6(2024)12月6日収録※安芸太田町合併20周年記念。