竹林亭白房

遊馬「味噌蔵」★落語

□本日落語二席。
◆三遊亭遊馬「味噌蔵」(TBSチャンネル『落語研究会』)。
東京日本橋公会堂(日本橋劇場)、令和6(2024)年2月29日(第668回「TBS落語研究会」)。オリジナルで再構成した「味噌蔵」のようだった。
めだった改変の一つは、味噌屋の主人が嫁をとらないところ。したがって、子ができたことで嫁の里さがりしている実家に出向くという件(くだり)もない。ここは、知人の宴席に呼ばれて出かけたという体にしていた。

また、最後で通常「味噌蔵へ火が入った」で落げるところも、そこで切らずに、さらに続けて、味噌屋の主人が死んであの世へ行ったという噺を付加していた。味噌屋の主人が落ちたのは暗闇地獄だが、この主人がここへ来てから、どうも暗闇地獄が明るくなってきたという展開へ。なぜかと調べてみると、始末屋の味噌屋の主人が爪に火を灯していたからだとのこと。
いかにも落げにふさわしいひと言に思えたが、噺はもうすこしまださきへ続く。ただ、最終的な落げはさほど切れがあるものでなかった。「爪に火を……」を落げにしたらよかったのにとちょっと思えた。

◆柳家小八「加賀の千代」(NHKラジオ第一『真打ち競演』)。
広島県安芸太田町戸河内あれあいセンターメイプルホール、令和6(2024)12月6日収録※安芸太田町合併20周年記念。
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