竹林亭白房

十一代目文治「浮世床」★落語

□本日落語二席。
◆十一代目桂文治「浮世床」(NHKラジオ第一『真打ち共演』)。
北海道乙部町民会館、令和5(2023)年11月17日収録※12月9日OA。
夢噺の「浮世床」である。あらためて今日これを聞いて、「浮世床」の「夢」で切る場合、みんなどんな終りかただったっけ?と気になった。

今回文治が演ったのは、芝居小屋で知りあった女と飲んでいる最中、尿意を催したので厠へ行こうとすると、置いていかれると思った女が厠へ行かずに座敷から外へ放ってしろと言われたので、そうしたら夢から覚めたときにあたりが水浸しになっていたというもの。これは、以前にも三笑亭可風が演ったもので聞いたことがあるけれど、そう多くは聞かれない落げじゃないだろうか。どうだったろう。

そもそもの落げは、夢語りをしたのが畳屋の職人で、語るだけ語って金を払わずに出て行ったので、「床を踏倒(ふみ)に来たんだ」と言われてしまうという、現代ではちょっとわかりにくいものだ。ちなみに、自分は誰かがこれを演じたものを聞いたことが一度もない(はず)。

でも、だからと言って、小便の落げがポピュラーかというと、そうでもない気がする。わあわあやっているみたいなぼんやりとした切りかたあったのだったか。また、これからも注意しておこう。

◆『笑点』特大号チームvs好楽一門大喜利:三遊亭好楽(司会)/春風亭昇也・立川晴の輔・柳家わさび・鈴々舎馬るこ/錦笑亭満堂・三遊亭好一郎・三遊亭好青年・三遊亭王楽/座布団運び:蝶花楼桃花・三遊亭好好(BS日テレ『笑点』特大号第480回)。
深川江戸資料館、令和5(2023)年12月12日OA。
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