□本日落語一席。
◆古今亭菊之丞「替り目」(衛星劇場『衛星落語招待席』)。
亀戸文化センターカメリアホール、令和2(2020)年10月18日(特撰落語会「三遊亭白鳥・古今亭菊之丞二人会」)。
前座時代の修行の思い出噺をマクラで。各師匠の茶の出しかたの相違、または、幕を下げるタイミングの好み、はたまた、誰が下戸かという噺、この酒つながりで本ネタへと入った。
◆古今亭菊之丞「替り目」(衛星劇場『衛星落語招待席』)。
亀戸文化センターカメリアホール、令和2(2020)年10月18日(特撰落語会「三遊亭白鳥・古今亭菊之丞二人会」)。
前座時代の修行の思い出噺をマクラで。各師匠の茶の出しかたの相違、または、幕を下げるタイミングの好み、はたまた、誰が下戸かという噺、この酒つながりで本ネタへと入った。
ちなみに、下戸なのは、菊之丞の師匠である古今亭圓菊をはじめとして、柳家小三治、柳家さん喬らの名が挙がっていた。さん喬師は、酒席でも、若手の落語家たちから離れてひとり静かにメールを打ったりしているとのこと。いったいどんなメールなのだか興味津々。
こういったマクラで十分くらいは費やしていただろうか。本ネタ「替り目」は、落げの替り目の場面が出てこない、女房に独り言を聞かれるという、ありがちなところで切っていた。
もし、あのマクラを演らないか、すこし切りつめたら、きっと落げの「今がちょうど替り目……」までいけただろうになと思われた。以前にも、菊之丞の「替り目」は聞いているが、今回と同じだったかどうだか。
こういったマクラで十分くらいは費やしていただろうか。本ネタ「替り目」は、落げの替り目の場面が出てこない、女房に独り言を聞かれるという、ありがちなところで切っていた。
もし、あのマクラを演らないか、すこし切りつめたら、きっと落げの「今がちょうど替り目……」までいけただろうになと思われた。以前にも、菊之丞の「替り目」は聞いているが、今回と同じだったかどうだか。
最近は、東西で、わりと落げまで演るという型を多く聞いていたように思うが、もしかすると、あそこで切るのが古今亭のお家芸なんだろうか。菊之丞の大師匠になる五代目古今亭志ん生は、だいたいそこで切っていたようだし。
他の古今亭一門の落語家はどうなのか、今度からちょっと注意して聞いてみよう。