□本日落語一席。
◆桂小鯛「親子酒」(NHK大阪放送局『とっておき!朝から笑タイム』)。
NHK大阪ホール、令和5(2023)年5月11日収録(第435回「NHK上方落語の会」)。
年間もっとも聞いている落語ネタランキングをもし調べたら、かなり上位にくるのがこれではないだろうか。あとは「天狗裁き」とか「時うどん(そば)」が思いうかぶところ。
この「親子酒」は、2011年以後に限って調べるとどうなんだろうとカウントしてみたところ、五十八回聞いている。平均すると、年間五回くらいは聞いているわけだ。
ところが、この五十八回のうち、今日のように上方落語の「親子酒」はというと、十一回に限られる。これもやはり単純にならして言えば、年一回ということになる。
東西の「親子酒」は、似て非なるものという趣の相違がある。上方落語「親子酒」は、息子とうどん屋のやりとりという大きなプロットがある。これがために、上方で「親子酒」というと、そんなに軽いネタじゃない、
それにくらべて、東京の「親子酒」は、最速で終えようと思えば、十分もかからない程度だろう。だから、定席の寄席をはじめとして、適当な時間の埋め草的なポジションとして重宝されるのだろう。
でも、今日あらためて、上方落語「親子酒」を聞くと、圧倒的にこちらのほうがおもしろいと再認識させられる。息子がうどん屋にもっとボケろと言ってからむところが、とても大阪的で笑える。
◆桂小鯛「親子酒」(NHK大阪放送局『とっておき!朝から笑タイム』)。
NHK大阪ホール、令和5(2023)年5月11日収録(第435回「NHK上方落語の会」)。
年間もっとも聞いている落語ネタランキングをもし調べたら、かなり上位にくるのがこれではないだろうか。あとは「天狗裁き」とか「時うどん(そば)」が思いうかぶところ。
この「親子酒」は、2011年以後に限って調べるとどうなんだろうとカウントしてみたところ、五十八回聞いている。平均すると、年間五回くらいは聞いているわけだ。
ところが、この五十八回のうち、今日のように上方落語の「親子酒」はというと、十一回に限られる。これもやはり単純にならして言えば、年一回ということになる。
東西の「親子酒」は、似て非なるものという趣の相違がある。上方落語「親子酒」は、息子とうどん屋のやりとりという大きなプロットがある。これがために、上方で「親子酒」というと、そんなに軽いネタじゃない、
それにくらべて、東京の「親子酒」は、最速で終えようと思えば、十分もかからない程度だろう。だから、定席の寄席をはじめとして、適当な時間の埋め草的なポジションとして重宝されるのだろう。
でも、今日あらためて、上方落語「親子酒」を聞くと、圧倒的にこちらのほうがおもしろいと再認識させられる。息子がうどん屋にもっとボケろと言ってからむところが、とても大阪的で笑える。