竹林亭白房

談声「転失気」★落語

□本日落語一席
◆立川談声「転失気」(寄席チャンネル『鮮 あざやか』)。
東京新宿フリースペース無何有、令和5(2023)年10月28日(「立川流おしゃべり娘のつどい」前編)。
立川流も第三世代の裾野が広がってくると、初めて聴く落語家が多くなってくる。この談声は談四楼の七番弟子とのこと。前職は声優でボイストレーナーらしい。

第二世代だと、それなりに個性のある落語家でも、どこかに師匠立川談志のたたずまいを感じさせるものがあるものだが、第三世代になると、一門によってはすでに立川談志のDNAが希釈されたところもある。それをいちばん感じたのが、今日初めて聴いたこの談声という気がする。
落語家の空気感というより、所謂昨今流行りのお笑い芸人のそれである。まあ、しかたがないかという気もするが、いささかの寂寥感はなきにしもあらず。
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