竹林亭白房

喬太郎「結石移動症」★落語

□本日落語四席。
◆柳家小満ん「富久」(NHK-Eテレ『日本の話芸』)。
東京霞が関イイノホール、令和2(2020)年12月18日収録(第738回「NHK東京落語会」昼公演)。
小満んの「富久」は「松の百十番」だ。

◆柳家喬太郎「結石移動症」(衛星劇場『衛星落語招待席』)。
紀伊国屋ホール、令和2(2020)年6月30日(第666回「紀伊国屋寄席」)。
名作「結石移動症」だ。実に久しぶりに聞いたなあと思って調べてみると、なんと!2011年以後には一度も聞いていない。さらに、その前を調べると、2007年2月にCD(『喬太郎 落語秘宝館』2)で聞いたという記録がある。
また、同年1月に、sky.A『らくごくら』の録画で聞いたというのも出てきた。これは、大阪千日前ワッハホールでの公演(第1回「東西笑いの喬演」2006年2月24日)だった。嗚呼、ワッハホールであった落語会なのに、なぜかそのときは行かなかったのだな。知らなかったのか、仕事があったものか。「喬演」とあるのは、笑福亭三喬(現七代目松喬)との二人会のようなものだ。そして、喬太郎と七代目松喬は、その後何度か二人会を演るようになる。

それにしても、今回「結石移動症」を実に十四年ぶりに聞いたことになるわけか。なんだかもっとたくさん聞いていたような気がする。
そして、『らくごくら』でこれを聞いたときの自分の「日記」を読んでいて、嗚呼!と思い出した。それは、そのときの「日記」にこう書いてあったことだ。
「あれ?これって、『鍼医堀田とケンちゃんの石』では……?と思って聞いたが、やはりそうだった。たぶん演目をかえたのは、テレビなどでそれをはじめに知らせてしまうと落げがわれるからだろう」。

そうだ!これはもともと「鍼医堀田とケンちゃんの石」という演目だったのだ。すっかり忘れていた。さて、この演目としてこれを初めて聞いたのはいつだったのだろうと思って調べてみたが、もう記録にはなかった。自分が鑑演記録をつけ出したのは2006年からなので、2005年以前なんだなと。すると、このネタは作られてから、もうかなり経っているんだ。

確かにこれは自分が「日記」で「落げがわれる」云々と書いているように、演目にしないほうがおもしろい。ある種衝撃的なラストだ。今回聞いていた観客は大爆笑だったが、はたして初めて聞いたという人は何割くらいいたのだろう。コアな喬太郎マニアなら知っていただろうが、新しい喬太郎ファンとか、扇辰おめあての客なら大ウケだったろう。

◆七代目笑福亭松喬「鷺とり(冒頭)」(J:COMテレビ『新春えいげき亭 in DAIHATSU心斎橋角座』)。
DAIHATSU心斎橋角座、令和3(2021)年1月1日(生放送「新春揃踏角座落語づくしの会」)。

◆『笑点』女流大喜利:林家三平(司会)/春風亭一花・春風亭ぴっかり☆・林家あずみ・一龍斎貞鏡・林家つる子・三遊亭遊かり※三遊亭とむ(座布団運び)(BS日テレ『笑点』特大号第362回)。
日テレ麹町スタジオ、令和3(2021)年1月7日OA。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る