竹林亭白房

扇辰「蕎麦の隠居」★落語

□本日落語一席。
◆入船亭扇辰「蕎麦の隠居」※矢野誠一作(TBSチャンネル『落語研究会』)。
東京三宅坂国立劇場小劇場、令和5(2023)年3月24(第657回「TBS落語研究会」)。
今から三年前のNHKラジオ第一『真打ち競演』「思い出の名師匠」[1]で、九代目入船亭扇橋が演った「蕎麦の隠居」を聞いた。音源情報は、東京霞ヶ関イイノホール、昭和56(1981)年11月13日(第269回「NHK東京落語会」)。
このとき、弟子の入船亭扇遊が自分も初めて聞いた貴重な音源だと言っていた。そして、演芸評論家の矢野誠一が「NHK東京落語会」に出演する扇橋のために書いた新だということも解説されていた。

おもしろい噺だから、弟子の扇遊とか扇辰に継承されていくとよいなと、そのとき書いたのだが、今回このように継承されているのだということを知った。これは三年前の時点ですでに継承されていたのだろうか。それとも、あの放送があったことを契機に扇辰は師匠の音源を聞いて持ちネタにしたのだろうか。ついでながら、これは一門を超えてもっと広がればよいとさらに思った。

いかにも江戸落語っぽいさらりとした粋が語られた噺である。こういう落語は上方ではたぶんできそうにないとも思われるような。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る