あやめ「ロマンスの青い鳥」★落語

□本日落語二席。
◆桂あやめ「ロマンスの青い鳥」(NHK大阪放送局『とっておき！朝から笑タイム』)。
NHK大阪ホール、令和6(2024)年1月11日収録(第442回「NHK上方落語の会」)。

女流落語家というキャラクターを生かして、登場人物を女子に限定したガールズトークで噺を展開させるという、あやめ独特の一連の創作落語の新ネタのようだ。いや、「新」かどうかはあまりめにチェックしていないので、もしかしたらそうとう前から演っているのかもしらんが、自分が知らないだけかも。いずれにしても初めて聞いた。

これまでも作られてきた同趣向の、「妙齢女子の微妙なところ」「コンパ大作戦」「セールスウーマン」「京阪神日常事変」「恋する更年期」「女子会平家物語」など、一連の創作ネタにまた一つ加えられたということのようだ。

ともすると、マンネリとか類同作に墮してしまいそうなところを、敏感にそのときの社会的に話題をすくいあげて落語にしているところはさすがというべきか。
そんなわけで、今回は昨今話題の国際ロマンス詐欺をテーマにした創作。聞いていると、途中で古典落語「三枚起請」に近いものがあると思ったけれど、ラストはちょっとそれとは違う落着だった。

◆古今亭菊之丞「幇間腹」(NHKラジオ第一『真打ち競演』)。
徳島県阿南市文化会館、令和6(2024)年2月16日収録※3月9日OA。