□本日落語二席。
◆三遊亭遊馬「蒟蒻問答」(NHK-Eテレ『日本の話芸』)。
東京都昭島市FOSTERホール、令和6(2024)年7月5日収録(「東京落語会」※市制施行70周年記念事業)。
俄か坊主の八五郎と寺男の権助が戯れ言のやりとりをする件(くだり)で、八五郎が権助に、何か唄えと言うと、権助は唄はだめだが、踊りならいくつかできると応じ、「湯灌場踊り」「骸骨(げーこつ)踊り」「もずのくちばし」と並べて、前二者は八五郎に陰気だからやめろと言われて実際に「もずのくちばし」を踊り出す。踊り出すと言っても、実際には踊りの振りをやるというよりは、唄ったというのに等しい。
ちなみに、こういった件は通常の「蒟蒻問答」には見られない型のように思う。また、「もずのくちばし」というのは、「棒鱈」のなかで、田舎侍が「十二箇月」といっしょに唄うあれである。遊馬は、「棒鱈」からこの件を「蒟蒻問答」に移植したのだろうか。それとも、昔からの型として「蒟蒻問答」でも「もずのくちばし」を演るものがあるのだろうか。ちょっと宿題にしておこう。
◆『笑点』大喜利:春風亭昇太(司会)/三遊亭小遊三・春風亭一之輔・林家たい平・立川晴の輔・三遊亭好楽・桂宮治(日テレ『笑点』第2928回)。
後楽園ホール、令和6(2024)年9月29日OA。
◆三遊亭遊馬「蒟蒻問答」(NHK-Eテレ『日本の話芸』)。
東京都昭島市FOSTERホール、令和6(2024)年7月5日収録(「東京落語会」※市制施行70周年記念事業)。
俄か坊主の八五郎と寺男の権助が戯れ言のやりとりをする件(くだり)で、八五郎が権助に、何か唄えと言うと、権助は唄はだめだが、踊りならいくつかできると応じ、「湯灌場踊り」「骸骨(げーこつ)踊り」「もずのくちばし」と並べて、前二者は八五郎に陰気だからやめろと言われて実際に「もずのくちばし」を踊り出す。踊り出すと言っても、実際には踊りの振りをやるというよりは、唄ったというのに等しい。
ちなみに、こういった件は通常の「蒟蒻問答」には見られない型のように思う。また、「もずのくちばし」というのは、「棒鱈」のなかで、田舎侍が「十二箇月」といっしょに唄うあれである。遊馬は、「棒鱈」からこの件を「蒟蒻問答」に移植したのだろうか。それとも、昔からの型として「蒟蒻問答」でも「もずのくちばし」を演るものがあるのだろうか。ちょっと宿題にしておこう。
◆『笑点』大喜利:春風亭昇太(司会)/三遊亭小遊三・春風亭一之輔・林家たい平・立川晴の輔・三遊亭好楽・桂宮治(日テレ『笑点』第2928回)。
後楽園ホール、令和6(2024)年9月29日OA。