「朝日歌壇」(『朝日新聞』2023年10月1日)★短歌

本日は『朝日新聞』「朝日歌壇」で入選があった。せっかくなので入選作を紹介しておきましょう。

☆ピカピカに車をみがく友人にこの世は無常と言ってもむだか
(「朝日歌壇」/『朝日新聞』2023年10月1日/永田和宏選)。

自分の車は、もう買ってから二十八年にもなり、車体のキズも数知れず、もうボロボロであります。車好きには、それこそ毎日のように洗車してワックスがけしてつねにピカピカの状態でなければ気がすまないという人もいるようです。たぶんそんな人に「いつかはその車もオシャカになるときがくるのだよ」と言っても、意に介することはないのでしょうという一首。

□本日落語二席。
◆桂三枝(六代文枝)「想い出は自分の記憶の中だけに」(MBSテレビ『らくごのお時間』第145回「桂文枝傘寿記念SP」)。
天満天神繁昌亭、令和5(2023)年8月26日※9月24日OA(第130回「創作落語の会」)。

◆『笑点』大喜利：春風亭昇太(司会)/三遊亭小遊三・春風亭一之輔・林家たい平・林家木久扇・三遊亭好楽・桂宮治(日本テレビ『笑点』第2879回)。
後楽園ホール、令和5(2023)年10月1日OA。