ネタばれあります。
予告編のときは、アバターが気持ち悪いなぁ、
なんでわざわざCGにするんだろう?なんて思ってたのですが、
このアバター。
たまたまテレビで制作の様子をしてたのですが、
人の動きをコンピューターに読み込んで、CG化することは、
今まで過去にもいろいろされてきたんですけど、
今回のアバターのすごいところは、なんと顔の表情も
コンピューターに読み込んで作っているんですよ!
だから、制作風景は体に各箇所にコードをつけているんですが、
顔にもコードをつけて、そのつけられた役者が本当に、
演技しているんですよね。
だから表情もとっても自然でした。
目の表情とかもイキイキしていました。
途中からは、宇宙人のヒロインを美しい!!と思え始めましたもん。
3Dの方でみました。
右隣は老夫婦だったんですが、おばあさんが映画の始まる前の
ほかの映画の予告やら、映画始ったばかりあたりは、
ひとつひとつに「うわぁ!」「うお」って反応していて、
それが面白かった。
また、私の前に高校生らしき男の子が友達同士で5人できていたのですが、
ラブシーン、特にキスシーンになると恥ずかしいのか、
過敏に反応して隣の友達と顔を見合せて笑ってました。
それもなんだかおもしろかったです。
って、映画見てないじゃんって思われそうですね。
いや、ちゃんと映画も見ましたよ。
アバターの世界は動物も地球上にないようなものなんですけど、
ぬめぬめした感じでしたよ。
んで、動きが滑らかではあるんですけど、ここまでリアルに
近づけてくると、周りの風景の中にその動物やら人間がいて、
関係を持ち合っているはずのものが、なんかずれて見えて、
・・・でも、それはそれだけ他がリアルに近いからなんですけどね。
風景の振動やら予想外な動きとか、そういうものもやっぱほしくなって
しまいますね、・・・。
映像はでも奇麗でしたよ。
話の内容は、生き物はみんな繋がっているみたいな、
木を崇めて、木を中心に命がつながっているとそこの原住民は
考えているんだけど、それを地球人が破壊しようとするんですよね。
破壊して自分たちの土地にしようとするんです。
まるで、昔、インディアンを追い立てたように。
それが、他の国ではなく、星になったって感じかなぁ。
でもね、最終的には原住民が勝つんです。
アバターを操る地球人の活躍によって。
それでね、その地球人は最初はスパイで原住民の
もとに入っていったんでけど、一緒に生活することで、
すっかりその生活に入り込んでしまうんですよね。
それで、最終的にそこの原住民になることを選ぶんです。
途中でもいいシーンはたくさんあるんですけど、
私はこの最後の彼の選択にいたく感動しました。
今の自分の環境を維持する必要はないんですよね。
ちゃんとその時、その時を感じて、見えるものだけでなく、
見えないものも見ることを続けて、そして、
自分に必要だ、大切だと感じたらそこに飛び込んでいけばいい。
いつだって、スタートを切ることは可能なんですよね。
でも、私たちは、まるで、何かに縛られたように日々を送ってます。
まぁ、何かって、それは自分の思い込みでしかないんだけどね。
「今更無理だ」
「そんなことしたら、先が不安だ」とか、
そういった自分の思い込みでずいぶん、身動きがとれなくなっていると思う。
でもね、決して今が最善ではないんですよね。
今、現在、そうだったとしても、必ず状況は変わっていくもの。
変わったときに、後悔するかしないか。
後悔しないとしたら、それはちゃんと自分で見て感じて選んだ道だろう。
表面的なことだけでなく、目先の利益だけでなく、
選んだ道なら、決して後悔はない。
そんな生き方をすればどんな状況になろうとも不幸とは思わないだろう。
感じて生きる。
そんなことを思い出させてくれました。
今って本当に頭がかっちこっちで。
最近、考えてたことなんですけど、私、昔は物事を考えるときは、
映像でパッパッ思いつく感じで悩むってことなかったんですよね。
感じるままに動くっていうか。
けど、テレビのドラマとか見ているといちいち考えていることが、
言葉で考えていて・・・。
それってテレビ上の都合なのかなぁ・・・と思っていたのですが、
なんかのきっかけでたいていは言葉で考えるものだ、
言葉で考えれるから人間は文明を築けたって話を聞かされ、
それで、言葉で考える訓練をした記憶があります。
言葉で考えるとたしかに、深く考えたりできるんですけど、
でも、それによって真実から離れてしまうこともありますよね。
だからって、映像だけってなるとそれも弱い。
だから、言葉と映像、論理的な思考と感性的な思考の両方を
バランスよくもてたらいいんだろうなぁと思います。
私は、この感性が最近欠けていたなぁ・・・と。
「アバター」、映像だけでなく内容もいいです!
ってことで、おすすめします!!
きっと、私のような感想以外にも感じる部分多い映画ではないかと思います。
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