映画上映前に宣伝で流れるのを見て、それだけでなんだか
感動してしまった映画だったんですけど・・・・
実際に本編を見て、もちろん泣き所はあったんですが、
全体の感想をいうと、あまり感動できなかったって感じかなぁ。
う~~ん、でも、これは人と見たために感情移入ににくい状況だった
ともいえなくはないんだけど・・・。
オープニングのヤギのメイの母親が狼に殺されるシーンはすごく
自然の厳しさっていうのを感じさせられました。
この映画の主になるのは、ヤギとそれをえさにしている狼との友情。
ある嵐の夜に真っ暗闇のぼろ小屋で二人は偶然出会って、お互いが誰かを
知らずに身の上話をして仲良くなくなります。
お互い、似ているね!と話しながら。
そしてお互い誰かを知らないまま次の日に明るい太陽の下で
会う約束をするんだけど・・・・。
そして実際に会ってみて初めてお互いにヤギであり、
狼であることに気づくんですよね。
狼のはガブは何度もメイを食べたい衝動にかられるんだけど、
でも、気の合うメイをやっぱり食べれないんですよね。
本能よりも友情を選んだガブ。
そんな二人がみんなには内緒で秘密の友情を育むんですけど・・・。
それが仲間に知れてお互いに仲間とともにいることがいづらい状況になって、
メイとガブは命がけで二人荒れ狂う川に身を投げるんですよね。
「生きていたらまた会おう」といって。
そのあと、二人は幸いまた再会することができて、二人で山向こうの新しい森を
目指して歩いていくんです。
新しい二人で住みやすい場所を求めて・・・。
その後も、まぁいろいろ事件はあったりするんですけど、
最終的にはその新しい森で二人は仲良く暮らすってような終わりなんですよね。
すごくこの二人の関係が閉鎖的だし、
友情なんだけどちょっとかけおちみたいだなぁと。
・・・・って、人のことが言えた義理ではありませんが。(^^;)
周りが反対するなら、遠くにいってしまうっていうのも手なんですよね。
変に自分の主張をそこで通すよりはいいときもある。
離れることで、時間と距離がそれらを認めさせてしまうというか。
友情っていうよりは、少し恋愛的要素が強く感じました。
あるいは、友情もこんな感覚なのかな?と思ったり。
友達っていっても、親友と呼ぶ友達っていますよね。
その親友っていうのが、この映画でのメイとガブの関係なのかなぁ?
私自身が友情と恋愛の境目が分からないなぁと思っている人なので、
今回の映画を見ていて、やっぱ分からないなぁと思ったのでした。
うむ、でもきっとこの映画では、
そんなことを描きたかったわけじゃないんだろうけど。
ガブの声は中村獅童さんなんですけど、なかなかよかったです!
ガブのキャラにとってもあった声でした。
これも、「決意の朝に」と同じく若い人には随分響く
映画なんだろうなぁと思いました。
最近の「映画」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事